「今回は素早いね」

画像の説明 14日の夜から、熊本と大分に広がる地域で、本震が3回も起こり、震度6強を超える地震が9回も起るという、例を見ない地震が起こっています。亡くなられた犠牲者のみなさまにお悔やみを申し上げます。また、被災され、避難されているみなさまには心からお見舞い申し上げます。 

それにしても、報道される現地の映像からは、目を疑うような被害が起こっていることが伝わってきます。阿蘇大橋が崩落したことが象徴するようにあちらこちらで道路が寸断され、大規模な土砂崩れが起こり、また多くの家屋などが倒壊しています。

アベノミクスの金融政策の失敗で、政治に軸がなくなり、与野党ともに、ふわふわと漂流し始めたと感じていたさなかに起こった地震です。

緊張を取り戻して、この現実に起こった緊急事態対処に集中していただきたいものです。

さてこれまでの大震災と政権を振り返ってみると、結構内閣の寿命にも影響があったのではないでしょうか。

1995年の阪神淡路大震災の際は村山内閣でしたが、内閣の動きが遅く、自衛隊の出動も遅らせてしまったことが批判されました。また革新や護憲派への不信感も広がりました。

2011年の東日本大震災は菅内閣でしたが、非常時のリーダーのあり方やとった対処に疑問が広がり、民主党政権への信頼の揺らぎをさらに拡大させたのではないでしょうか。

そういえば、第一次内閣内閣の2007年に新潟県中越沖地震の際は、当時の塩崎官房長官が、火災事故を起こした柏崎刈羽原発から、放射能は漏れていないと安全宣言したにもかかわらず、実際には放射性物質を含む冷却水漏れがあったとか、後に菅さんが福島に駆けつけたのと同様に安倍総理が安全宣言のパフォーマンスを行ったり、肝心の冬柴国交相のヘリが天候不良で着陸できなかったなどが続き、第一次安倍内閣崩壊につながっていったのだと思います。

その3年前の小泉内閣の時に起こった新潟県中越地震では、小泉内閣の対応が早かったことが評価され、逆に支持率があがりました。

そう見ると国民の視線が集まる非常事態で、安倍総理が現地また国民が期待するいいリーダーシップがとれるのか、内閣が機敏に、また効果的に動けるのかに安倍内閣の今後もかかってきます。

ぜひベストをつくして、被災地のいち早い救済と復旧に邁進していただきたいものです。

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