「言わんこっちゃないね・・」

画像の説明 インドネシア・中国高速鉄道、早くも着工遅れのトラブル

2019年開業予定で、昨年9月にインドネシア政府が中国に発注を決めたジャカルタ―バンドン間・約140Kmの高速鉄道の着工が遅れている。

2015年8月にインドネシア政府に提出した中国の提案書には、日本の提案書を元に作成されたと思われる痕跡があった。日本は、ボーリング調査を行なうなどして地質調査や需要の予測などを数年かけてまとめて、途中駅の入ったルート図を含む提案書をインドネシア政府に提出していたが、中国が提出した提案書にも同じデータが入っていた。

またルート上の地点で中国がボーリング調査を行なったことは無く、日本の提案情報が何らしかのルートで中国に流れていたのではないかと見られている。

当初は、日本の新幹線方式の導入が有力だったが、中国は破格の条件で受注競争に勝利した。

しかし、中国からの提案を採用した国が、具体的な計画を話し合う過程で、中国側からの当初提案の条件内容が大きく変更され、計画自体が暗礁に乗り上げてしまったケースや、またフィリピン・マニラ近郊の鉄道計画では、工事を途中で中止し、地元業者への支払いをしないまま中国が逃げてしまったこともあるからだ。フィリピンの工事は日本のODAで工事を再開する予定だ。

ボーリングデータの偽造であれば、日本もマンション等建築物で昨年散々問題になっておりあまり、大きなことは言えない。

しかし、公共交通機関のそれも、一端、倒壊等の大事故に発展すれば、民間人が数十人、悪くすると数百人も死亡する大惨事になるだけに、インドネシア当局は、その様な、不測事態の危険性に関する認識が甘すぎるのではないかとも思います。

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