「代役?」

画像の説明 小笠原諸島の西之島の噴火から今月20日で丸二年となりました。西之島の噴火については当時「西之島に新島出現」のエントリーで取り上げたことがあるのですけれども、噴火当初は直径数百メートルの陸地ができたくらいで、島として残るかどうか、そして残ったとして元の西之島と繋がるかどうかといった程度だったのですね。

けれども、あれから二年経って、噴火で出現した新しい陸地は、元の西之島を完全に飲み込む形で成長し、今なお活発な火山活動が続いています。

今年9月に海上保安庁が行った観測では、島の面積は噴火前の約12倍にも及ぶ2.68平方キロ・メートルと東京ディズニーランドの5倍を超える大きさにまで成長していることが明らかになりました。

また、今月17日、読売新聞が上空から取材したときでも、従来の火口から、約30分おきに爆発的な噴煙が上がり、1メートル以上の噴石が飛び出していたのですけれども、それだけでなく、高さ約150メートルの丘にある火口近くで、新たに溶岩が流れ出している場所が見つかっています。これは新しい火口のようで、その勢いは止まることを知りません。

一方、今年5月に噴火警戒レベルが2に引き上げられていた箱根山は、大涌谷周辺の想定火口域での噴火の可能性が低くなったとして、噴火警戒レベルをレベル2からレベル1に引き下げると「噴火予報」を発表しました。

噴火警戒レベルが引き上げられてから暫く、箱根山や富士山の噴火の可能性がテレビ等でも取り沙汰されていたように記憶していますけれども、それから比べればレベルの引き下げは安心材料だと思いますけれども、誤解を恐れずにいえば、これは西之島のお蔭ではないかとも思うんですよね。

西之島が属する小笠原諸島や伊豆諸島の大部分は富士火山帯に属しています。同じ火山帯だというわけです。つまり、富士山や箱根山が噴火する代わりに西之島が代わりに噴火してくれることでガス抜きしているのではないかということです。

勿論、根拠はありませんし、単なる妄想の類だと思いますけれども、地下のマグマが上がっていく角度が少し変わるだけで、噴火の場所が大きく変わることは十分考えられると思うんですね。

まぁ、西之島が噴火することで、富士・箱根が噴火しないのであれば、西之島にはまだ"頑張って"いただきたいところですね。

……妄想です。

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