「殴ってこい、バカ」「私のドレスは税金」……

画像の説明 香港デモの火に油を注ぐ「行政長官娘」の舌禍と奇行

香港の梁振英行政長官の次女、

香港で続く大規模デモで、梁振英行政長官の次女、斉●(=日へんに斤)氏(23)のフェイスブックの書き込みが波紋を広げている。1日午後、デモ隊を挑発するような発言を書き込み、英字紙や香港紙に批判されると、10日には各紙に公開謝罪を要求。過去には手首を自傷した写真を掲載したこともあり、過激な言動がネット上で話題の的になっている。

2日付の英紙デーリー・メール(電子版)などによると、問題の書き込みがされたのは1日午後6時すぎ。斉●(=日へんに斤)氏は、サングラスをかけて“変装”した自分の写真とともに、長官公邸を抜け出してデモ隊が占拠しているセントラル(中環)に行くと宣言。「できるものなら見つけ出して殴ってこい。バカ」と挑発した。

さらに、ネット上で批判が殺到し、プロフィル写真のネックレスが犬の首輪のようだと悪口を書かれると、高級ブランド品だと反論した上で、「私の美しい靴やドレス、バッグはあなたたち香港の納税者が(代金を)払っているの。どうもありがとう!」と書き込んだ。

その後、「こんな時期に火に油を注ぐようなものだ」などと注意されると、書き込みを削除したが、翌日以降、「セントラル占拠を挑発」(蘋果日報)などと批判報道が相次いだ。

斉●(=日へんに斤)氏は10日、報道したデーリー・メールなどを名指しし、「名誉毀損(きそん)の記事」の削除と公開謝罪を要求。受け入れられなければ法的措置も辞さないと書き込んだ。

斉●(=日へんに斤)氏はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに通う才女ながら、常識を逸脱した言動で知られる。台湾の聯合報(電子版)などによると、今年2月には、突如解任された香港紙、明報の前編集長が暴漢に襲撃され重傷を負った事件について、「事件と『報道の自由』にどういう関係があるのか、はっきりしない」と書き込んだり、6月には左手首を自傷した写真を掲載し「血が好き」と書き込んだりしたこともある。

梁振英氏には現在、豪企業から400万ポンド(約7億円)の不正報酬が支払われていた疑惑が浮上し、民主派からの辞任圧力が強まっている。こうした中、家族の不用意な言動も、香港市民の心証を悪くする要因の一つになりそうだ。

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