「反安倍陣営と共闘する石破」

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次の首相の候補と言われる、自民党の石破茂。4日に行われた石破派議員のパーティーで、「自民党というだけでばった、ばったと落ちた恐ろしい選挙だった。『悪夢のような』とは、このために使う言葉だ」と語ったという。当然ながら、安倍総理の「悪夢のような民主党政権」を皮肉ったものだろうが、麻生政権において閣内にありながら「麻生おろし」に加担し、麻生氏に退陣要求した石破氏のような存在こそ悪夢であろう。

報道各社の世論調査を観る限り、安倍総理の支持率は横這いである。2~3%の微減はいくつかの調査結果で見られるるものの、これだけの長期政権で安定的な支持を得られるのは、歴代政権のなかでも珍しい。もちろん、野党の体たらくや反日メディアの劣化や恣意的報道のからくりがバレてきたのも要因であるが、後継者が育っていない自民党内部からは、早くも安倍四選の話も漏れ伝わり始めた。これを、共産党の小池が「悪夢」と言ったそうだが、本当に悪夢と感じているのは、次期総理の座を狙う石破茂だろう。

その石破、いたるところで政権に批判的な発言をしている。10日には、漫画家の小林よしのり氏が開いた「ゴー宣道場」という討論イベントで、政権批判を繰り返した。小林よしのりはもとより、ゲストが、立民党の山尾志桜里の政策顧問である、あの倉持麟太郎だ。以前は保守と見做されていた小林よしのり本人も、枝野や山尾を持ち上げたりと、「あっち側の人」として定着した。その「あっち側の人」であるよしりんが引っ張り出したのが、石破なのだ。

「『おれたち偉い病』にかかっている」 石破氏、安倍政権を疑問視 小林よしのり氏の討論イベント (産経)

自民党の石破茂元幹事長は10日、大阪府吹田市で、漫画家の小林よしのり氏が開いた討論イベント「ゴー宣道場」に参加し、横畠裕介内閣法制局長官が参院予算委員会で野党議員の質問姿勢を批判したことに触れ「(安倍政権に関わる)みなが『おれたち偉い病(びょう)』にかかっているのではないか」と述べ、政権全体の雰囲気に疑問を呈した。

また、石破氏は、安倍晋三首相が目指す2020(平成32)年までの憲法改正について「日程的に厳しい」と重ねて強調した。

戦力不保持を定めた9条2項の改正が必要との持論を展開し「(9条の2に)自衛隊を書くだけなら2項と矛盾する。実におかしな法律になる」とも語り、首相を牽制(けんせい)した。

石破氏は、改憲議論をめぐり「安倍首相は『皆さん、自衛官の子供が泣いて帰っているんです』と(9条改正をあおる)。憲法改正は理性でやるもので感情でやるものではない」とも語った。

石破茂

イベントは「石破茂は何を考えているか?」をテーマに、石破氏と小林氏、倉持麟太郎弁護士らが議論した。

小林氏は、安倍首相について「詭弁(きべん)だらけでめちゃくちゃ。いろいろな不正がごまかされていったままだ」と批判した。一方で「石破氏は論理が通っていてよく分かる。こういう人にトップに立ってもらいたい」と述べ「ポスト安倍」を目指す石破氏を持ち上げた。

安倍総理が三選を勝ち取った先の総裁選では、倒閣野党が石破を推すという、珍現象が散見された。自民党の立ち位置とは対極にある野党に推されることは、石破の追い風になるどころか、逆風が吹いた。本人が好むと好まざるとにかかわらず、自民党の足を引っ張るだけの陣営が味方についてしまえば、そういう陣営と共闘しているかのように見える。いや、石破はむしろ、「野党と上手くやっていける総理像」を意識的にアピールしていたのかもしれない。そうなったら、政策論以前の問題である。

週刊ポストは、安倍総理が「石破が党を出たいというなら出ていけばいいじゃないか」「除名してもいいんだ」と口走ったと書いているが、これは週刊誌独特の演出だろうと思う。しかし、反安倍勢力の支援を受けるような形で政権批判を繰り返す石破茂という政治家が、自民党内でまともに総理候補として残れるかというと、可能性はゼロに近いように思える。閣内で麻生元総理おろしも、閣外での安倍総理批判も、構造としては似たようなものだ。

本気で総理を目指すのであれば、反安倍陣営と行動や主張を共にするのではなく、自民党内で勢力の拡大をはからなければならない。真逆の方向を向く石破氏に、総理総裁の芽はないと確信する。

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