「ブルネイ大使自ら「火消し」」

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ブルネイ大使自ら「火消し」皇太子殿下ほか日本人標的の詐欺疑惑

1. 天皇両陛下、ブルネイ国王即位50周年で記帳。その裏側では…

天皇皇后両陛下は10月4日午前、ブルネイ国王の即位50周年を祝うため、東京都品川区の駐日ブルネイ大使館を訪ね、大使館の用意した部屋で記帳したという。

ブルネイのボルキア国王と30年以上の交流があり、50周年を同国で祝う祝宴への招待状が届いていたが、日程調整が付かなかったことから、記帳でお祝いの気持ちを現したという。

これだけ聞けば、何とも結構なことなのだが、実はその裏側で、今回、両陛下を出迎えたブルネイ大使が不可解とも思われる行動をしていたことを本紙はキャッチしている。

本紙・山岡は既報のように、ブルネイ国王の親族が関わり、たくさんの日本人も騙された詐欺疑惑につき、今年6月、週刊誌で報じている。

その記事を「被害者の会」有志がブルネイ大使館に送りつけたところ、同大使館から連絡があり、被害者代表2名と通訳1名の計3名は同大使館で1時間以上に渡り、大使と直に面談している。9月13日のことだ。

大使自らが面談をセットすること自体、後述するように不可解だが、その内容、さらにその他にも不可解な事実が複数あり、結論を先にいえば、今回の両陛下の対応がキャンセルにならないように、“火消し”をした重大疑惑がある。

2. 「みんなのクレジット」オーナー、相次く事業停止処分も意に介さず!?
旧聞に属するが、本紙でも過去に白石伸生氏(45)のことを何度か取り上げており、また今後もいろいろ話題を提供してくれそうなので、現状報告しておく。

白石氏は、ブライダルダイヤモンド主力「シーマ」(現「NEW ART」、7638、JQ)を上場(00年3月)に導いたものの、父親と意見が対立し同社を去る(現在も白石一族が株式の多くを握り、会長兼社長は父親)。

その後、「スピードパートナーズ」(「八丁堀投資」に社名変更)という企業再生事業会社を立ち上げ、「新井組」「ラ・パレル」「大和システム」「サクラダ」など元上場企業の株式を取得して再生を手掛けるも14年5月に破産。

その間、スピードパートナーズは全日本プロレスの経営権を握り、自らが社長になりマットに登場し話題をさらったこともあった。

この白石氏が15年5月に設立したのが「みんなのクレジット」(東京都渋谷区)。

いま流行のソーシャルレンディング事業(ネットで貸し手と借り手を繋ぎ融資仲介するサービス)の会社で、この超低金利時代に年利14%といった高金利を謳い2000人以上から総額40億円以上を集めていた。

ところが、その実態はといえば、大半が目論見書の内容とは異なり自社グループに貸し付けられ、また白石氏個人の借金返済などに充てられていた。さらに貸し付けに当たり不動産などキチンとした担保を取るとしていたが、実際は自社グループの未公開株、すなわち紙くず同然の価値のないものだった。

そうしたことから今年3月30日から、関東財務局からの行政命令により1カ月間の業務停止。さらに今年8月にも東京都から同じく1カ月の業務停止を食らい信用は失墜。新規貸し付けは停止している模様だ。

普通なら意気消沈どころか、手が後ろに回らないかと怯えてもおかしくない状況だが、白石氏はまったく意に介していないようだ――

3. 安倍首相、個人で10万票が信任基準も厳しいとの見方

いよいよ10月22日投票で衆議院選挙が行われる。最大の焦点は、安倍政権が国民に信任されるかどうか。

安倍首相自身、「政権選択選挙。与党(公明党も入れて)獲得議席が過半数(233議席)に届かなければ下野する」と語っており、これが信任の基準値になる。現在、323議席だから、90議席以上減らしたらアウトだ。

その一方で、安倍首相自身が出馬する山口4区(下関市、長門市)の地元選挙も、その結果が注目されている。

安倍首相は地元入りできないため、妻・昭恵氏は解散当日から再三現地入り。公示後は4区に張り付くが、その昭恵氏、10月5日、下関の事務所開きで「総理総裁としてふさわしいリッパな票をいただき、もう一度、主人に大きな仕事をさせて下さい」と涙ながらに訴えたが、地元の安倍選挙対策本部はその具体的な基準値を前回選挙獲得数(10万829票)から10万票以上と弾いている。

だが、その基準は相当に厳しい情勢になっている。山口4区の候補者は以下の通り。
安倍晋三(63) 自民前
藤田時雄(63) 希望新
西岡広伸(54) 共産新
黒川敦彦(39)無所属新
郡 昭浩(56)無所属新
「<中略>安倍さん以外の全員が反安倍で、当選は確実ながら、かなり票を食われるとの見方が有力」(地元事情通)

愛媛県今治市に獣医学部が建設中の加計問題につき、地元・愛媛2区では希望から出馬する前職、維新の元職も誘致に賛成で沈黙。共産党新人だけが批判する体たらくぶり。

しかし、山口4区にはわざわざ地元・今治市から黒川氏、さらに松山市在住の郡氏も出張って来ており、選挙戦にかこつけ、散々批判する構えだし、地元民の間でも「大義なき解散」との声がかなりある模様だからだ――

4. 個人投資家は大儲けしてはいけない!?

汗水垂らして必死に働いている人たち、サービス残業で夜遅くまで働く人たちから見れば、投資で1億円儲けた、10億円儲けたというのは内心頭にくる話だろう。

とはいえ、ツイッターはじめSNSの自称億トレが本当なのかは怪しいが、現実には数十億円の利益を上げて、大株主に登場する個人投資家もいる。
こうした成功した個人投資家も最初は少額で、小型株から始める。

しかし、金額が膨らむと小型株に投資するには無理が生じる。投資額に合わせて投資対象銘柄も中大型株、あるいは先物へ移動するのがベターなのだが、成功体験はなかなか変えられない。

時価総額20億円の銘柄で成功したら、次も同じ規模の銘柄で儲けたいのが人間だ。しかし、資産が40億円に膨らんでも時価総額20億円の銘柄にたっぶり資金をつぎ込んだらどうなるか?

5%ルールで大株主に名前が登場し、市場は「あのカリスマ投資家が大株主に登場した」ということで買いが殺到する。そして売りをぶつけられて終わりになるだろう。

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