「文化の日」

画像の説明 昭和23年(1948年)7月20日に公布・即日施行された「国民の祝日に関する法律」では、「文化の日」は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日とされています。

「文化の日」の直接的な由来は、昭和21年(1946年)11月3日に日本国憲法が公布されたことにあり、日本国憲法が「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを基調にしていることから、この日を「文化の日」としています。

ちなみに、5月3日の「憲法記念日」は、憲法が公布から半年後の昭和22年(1947年)5月3日から施行されたことに由来します。

しかし、もともとは嘉永5年9月22日(西暦1852年11月3日)が明治天皇の誕生日であり、旧暦時代の明治1年(1868年)〜明治5年(1872年)は9月22日、新暦が導入された明治6年(1873年)〜明治44年(1911年)は11月3日が天長節(いまでいう天皇誕生日)という祝日でした。

大正天皇の時代になって天長節の日付も変わりましたが、明治60年にあたる昭和2年(1927年)から11月3日は明治節という祝日となりました。

明治節は昭和22年(1947年)まで続き、翌年の昭和23年(1948年)から憲法公布を記念する「文化の日」となるわけですが、昭和21年(1946年)当時の吉田茂首相は、あえて明治節の日を選んで憲法を公布したといわれています。

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