「国防に後先があるのか」

画像の説明 中国が日本への侵略紛いの挑発を強めています。

8月6日、外務省は尖閣諸島周辺の接続水域に中国海警局の船6隻とその周辺に中国漁船約230隻を確認したとして、中国側に抗議したと発表しました。

外務省によると、接続水域に入った中国海警局の船のうち、3隻は武器を搭載していると見ているようです。

只ならぬ事態ですね。ネットではリオ五輪の開会式を狙ったのだという声もあるようです。注意がそっちに向いている内にということですね。また或は、安倍政権の改造内閣の出方を威力偵察的にみるという意図もあるかもしれません。

外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は、在日中国大使館の公使に対し「緊張をさらに高める一方的な情勢のエスカレーションで、決して受け入れられない」と抗議したようですけれども、あまり効き目があるとは思えません。

実際、中国外務省報道官は6日、「日本側が冷静に対応し、情勢の緊張と複雑化を招くいかなる行動も取らないよう望む」とする談話を発表しています。

まぁ、強盗が押し入った家に、冷静になれというようなものです。無茶苦茶な話です。

これが、インドネシアのスシ海洋大臣だったら、片っ端から拿捕して爆破しているのでしょうね。日本はそれだけ舐められている訳です。

北朝鮮のミサイルに対して、「なめられてたまるかという気持ちで対処する」といった二階幹事長は中国に対しても同じことがいえるのかどうか。

今回発射された北朝鮮のノドンについては、事前に兆候がつかみにくい移動式の発射台を使って発射されたと見られていることから、政府は「破壊措置命令」を、兆候の有無にかかわらず、常に発令された状態とする方向で最終調整に入ったと報じられていますけれども、これは、撃たれてから、命令を出していては遅いからですね。

現実に国を護るためにはそうせざるを得ない。一分ではもう遅い。その一秒が命運を分ける。そういう世界に入っているということです。

それと比較すると、尖閣については常時防衛出動どころか防衛出動すら出していません。

つまり、攻撃、あるいは占領されても、"直ちに生死に関わる問題ではない"と考えているということです。けれども、これがもし、東京湾内だったとしたらどうでしょうか。安穏とはしていられない筈です。

逆にいえば、もし尖閣に日本人が住んでいれば、抗議だけでは済ませていない筈だとも言えます。

たとえそれでも、尖閣は日本の領土です。もしも中国に上陸占領されようものなら戦争になります。少なくとも奪還戦がなければ主権を守るとは言えません。

戦火は望まなくても向こうからやってくる事がある。その事を忘れてはいけないと思いますね。

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