「隣国」

画像の説明 最近の習近平は暗殺に怯えています。

全人代などの会議に出席する際に、座る椅子やテーブルは必ず事前に複数の人によってチェックされ、出されるお茶の毒味を担当する人までいるそうです。

習近平国家主席に暗殺命令を出したのは江沢民元国家主席です。習近平は汚職撲滅を旗印に、政治局常務員らを次々と粛清していることに、江沢民が激怒しているそうです。

つまり習近平と江沢民のどちらが先に死ぬか、手打ちのない血みどろの権力闘争です。

今まで主に習近平が粛清してきたのは,江沢民一派です。しかし江沢民は自分を国家主席に押し上げてくれた恩人です。それにも関わらず権力を握ったとたん江沢民の力を弱めるために、恩を仇で返しています。

そしてもう一方の目障りな胡錦濤派をつぶすために「令計画」まで摘発して団派(共産主義青年団)までも皆殺しにしようとしています。団派には現NO2の李克強がいます。恐怖に怯えた李克強は全人代の会議で、まともな演説ができず、脂汗でシドロモドロになっていました。

習近平の弱点は未だ軍を掌握していないことです。いらだった習近平は軍に対して「忠誠を誓え、逆らうなら逮捕だ」と恫喝して署名入りの忠誠文を書かしたが、人民軍は7大軍区ごとに独立しており、習近平の命令をすべて聞くとは思われません。

さらに、習近平は人民解放軍に出した「贅沢禁止令」で軍は怒り狂っています。私の推測ですが、このままいけば2017年江沢民と反習派の幹部が軍と民衆を動かして軍事クーデターを起こし、習近平は失脚して獄中に掘り込まれます。

習近平は失脚を防ぐために毛沢東の継承者になろうとしています。つまり恐怖の独裁者になって、政敵の打倒、言論統制、個人崇拝などを目論んでいます。

毛沢東の共産主義国家は恐怖の力によって運営され、人民は囚人のように監視されていました。

ユン・チアンの著書「誰も知らなかった毛沢東・マオ」で「世界人口の四分の一を占める中国人民を数十年にわたって絶対的に支配し、20世紀指導者の誰よりも多い7000万有余という数の国民を平時において死に追いやった人物である」と書いています。

習近平もウイグル自治区でウイグル族を大虐殺した手柄によって出世した男です。胡錦濤もチベット族を百万人以上大虐殺した手柄で出世しました。

いずれにしても共産党幹部たちは大なり小なり血塗られた手を持っています。

中国の国内情勢はきわめて危険な状態にあります。国民の暴動が大小合わせて年30万件も発生しています。内乱や経済の崩壊を察知した富裕層は以前は金だけを海外に逃がしていましたがここ数年は海外移民の関心が急速に高まっています。

中国の検索サイト「百度」によれば移民は2015年に入ると急に上昇をはじめ同報告書によれば、「2014年の中国からの海外移民は年間約15万人で、近年、増加率の伸びが顕しいのは米国、カナダ、オーストラリアなどです」

例えば米国は2014年の中国人投資移民は対前年比46%増で、投資移民全体の85%以上を占めています。またポルトガルでは投資移民制度を導入した2012年末以来、2016年1月までに2853人に居住権を認めたが、うち79%が中国人でした。

一方、中国人移民の急増に耐えかねて投資移民プログラムそのものを中止する国もある。カナダは5年間に80万カナダドル(約6800万円)を指定の案件に投資すれば永住権が取得できるプログラムを実施していたが、2015年2月、この制度を打ち切っています。

中国の富裕層に、どうして中国の裕福な生活を手放して海外に移民するのかと聞くと、よく次のような返事が返ってくるという。

「われわれは虎かもしれない。常にどこかにハンターがいるのだ」といま中国で流行っている流行語に「中国の生活環境はきわめて危険で、そこに生まれ変わらないように祈るばかり」

海外移住の理由を尋ねられた中国人は、おおよそ、「子どもによい教育を受けさせたい」「汚染のない環境」「医療施設や条件が整っている」「食品が安全」「住宅が広くて安い」などを挙げます。

中国の政局が揺れ動き、内乱を目の前にして、つねにさまざまな不安を感じている中国人富裕層たちは、投資による移民という大金で安全を買う選択肢を選んだようです。

中国はもはや限界に達しています。どれほどの時間が中国に残されているのか、この国の悲劇は民衆の成長に国家の指導者たちはそれに合わせて進化できていない。多くの中国人は毛沢東を信じないし、その後継者を目指している習近平をも信じない。だがその不満を明らかにする人は、人生の破滅という
恐怖が待っています。

2000年の香港の英字紙「チャイナ・モーニング・ポスト」に記されていた農民の言葉です 「できることなら、役人を一人残らず打ち殺してやりたい。上から下まで全員だ」「やつらは私らの肉を食らい、私らの血を飲んでいる」

中国終演の幕が静かに下り始めました。中国指導者たちは、まるで京劇の役者の様に、華やかな衣装や、おどろおどろしいメイクで、激しい立ち回りを世界の舞台で演じてきました。しかし権力を失った権力者たちが虚飾な衣装を脱ぎメイクを落として素顔に戻ったとき、そこには3000年間変わらない貧しい醜い中国人がたたずむばかりです。

いまやこの国の終焉がおとずれても誰も驚かない

この国が最後にどこに行きつくかなど、だれにわかるというのだろう?

耳を澄ませば中国農民の悲しみに満ちたエレジーが聞こえてきます。

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