「日本も真剣を持つべし」

画像の説明 憲法9条は竹光だと言うのである。

名画「たそがれ清兵衛」の清兵衛が敵と戦うことを止めて話し合う内に、持っている刀は竹光だと打ち明けたとたん斬り付けられるという場面から、敵(中国)に刀を抜かせるなと言う。

しかし中国は既に憲法9条は竹光だということを知っている。
いや中国に限らず北朝鮮もロシアも世界中が知っていて嘲笑っている。

力が衰えたとは言え同盟国のアメリカが真剣を持っていたからこそ今迄斬り付けられなかっただけの話である。

だから貧乏国の日本も竹光を捨てて真剣を持たなければならないのは自明の理である。

竹光では守れない

海坂藩の下級武士の清兵衛は、上意討ちの討っ手として、一刀流の使い手、善右衛門の屋敷に乗り込んだ。しかし、相手に戦う意思はない。そのうちなぜか、お互いの亡妻の思い出話になる。

▼心を許した清兵衛がつい、葬式代に困って刀を売り、竹光(たけみつ)であることを明かした。次の瞬間、善右衛門が豹変(ひょうへん)し、刀を抜いて清兵衛に襲いかかる。山田洋次監督『たそがれ清兵衛』の映画史に残る、決闘シーンである。

▼衆院平和安全法制特別委員会は昨日、安全保障関連法案の採決を行い、与党の賛成多数で可決した。一部の夕刊には、抗議の意味を込めて、「採決強行」の見出しが躍っていた。今日の朝刊にも、「戦争への道が開かれた」などと、読者の恐怖心をあおる記事が載っているだろう。

▼小欄は、法案可決を断固支持する。日本にとって、最大の軍事的脅威である中国に、鞘から刀を抜かせてはならない。つまり、抑止力を強化するためには、集団的自衛権の行使を可能にする法律が絶対に必要だからだ。

▼確かに国民の間で、法案への理解が進んでいるとはとてもいえない。安倍晋三首相も認めている。ただそれは、「徴兵制」や「憲法論」など、野党が意図的に論点を横道にそらせて、議論を紛糾させてきたからだ。

▼政府与党側も、中国を刺激するのを恐れて、脅威の実態を国民に伝えてこなかったきらいがある。中国が東シナ海の日中中間線付近で、軍事転用が可能なガス田の海洋プラットホームを拡大している事実も、なぜか伏せられてきた。

▼左寄りの人が多い、テレビのコメンテーターの発言や世論調査の結果から、改めて思い知る。憲法9条という名の竹光が日本を守ってきたと、本気で信じている人が、まだ相当数いるらしい。

ところが、この竹光をノーベル平和賞にしようとまたぞろ変な人たちが画策しているようだ。

ノーベル平和賞:昨年に続き「憲法9条」が候補に

主婦や元教員らでつくる市民団体「『憲法9条にノーベル平和賞を』実行委員会」(相模原市)が15日、東京・永田町の参院議員会館で記者会見し、ノルウェー・ノーベル委員会から先月、平和賞候補に選ばれたと発表した。受賞を逃した昨年に続き2度目。

会見は集団的自衛権の行使などが可能となる安全保障関連法案の国会審議が続く中で行われた。実行委員の主婦、鷹巣(たかす)直美さんは「憲法にとって危機的な状況だが、みんなで声を上げ続ければ、現実が9条に近づくと信じる」と話した。

 ノーベル委員会への推薦人には今年から超党派の国会議員61人が名を連ねる。平和賞推薦の署名は54万筆以上。受賞対象は昨年同様「憲法9条を保持している日本国民」としている。

憲法9条は見せ掛けだけの竹光だというのに、まかり間違ってノーベル平和賞など取ってしまえば、世界の嘲笑を浴びるだけである。

安倍首相は日本が恥を掻かないように一刻も早く、しかし着実に憲法改正に向かって進んで欲しい。

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