2018年11月1日よりタイトルをWCA(世界の時事)に変更しました。
「うまい話」
【アパート経営】30年一括借り上げ・サブリース方式の詐欺被害に遭わないために
自分の土地にアパートやマンションを建てて不動産収入でウハウハという絵に描いた餅を考えている人は多いと思う。
第一こういう人たちは「自分でやる」という視点が欠けていて、「すべて人任せ」が多い。そこにつけ込むのが不動産会社
や大手の建設会社だ。
彼らは建ててしまえばこっちのものと考えているから、長い期間オーナーから手数料名目でいろいろな「上がり」が転がり込んでくる。
知らぬ間に賃貸物件の収入のほとんどが彼らに搾取されていることに気づかない。
彼らのやり口はこうだ。
①「相続税の基礎控除が大幅に縮小されたので、自用地よりも相続税評価額が低い貸家建付地とするために所有している土地にアパートを建てましょう」
②「アパートからは毎月賃貸収入が見込めますから安定した収入があります。また相続の際もお子さんに財産として残せます」
③「物件の管理・運営は弊社が一切を請け負います」
④「空室があった場合の収入減もこちらが負担をいたします」
こんなセールストークでしょう。
普通の人であれば、「こんなうまい話はない」とスルーすべきところでしょうが、欲張りな人ほどこんな詐欺に引っかかります。ましてやアパートの建設費をローンで賄おうとする人もいます。
30年以上もローンの支払いと管理会社から賃貸収入を搾取され続けます。
儲からないと気づいた時には既に時遅し。やめようにもやめられない。
やめた場合は莫大な違約金を支払い、残ったのは多額の負債とローンの支払いだけということになります。
こいつらが住宅営業の中でもしつこいのは有名です。
そりゃそうでしょう。
30年以上の長期間に渡って莫大な手数料が入ってくる獲物なのですから逃すわけにはいきません。
何度もしつこく営業をかけられます。
まずこいつらに営業をかけられている人は絶対に契約をしたら駄目です。
30年間賃貸率が100%の物件など日本にはどこにもありません。
それと賃料も物件の経年劣化により値下げされ、当然修繕費も請求されます。税金の支払いもオーナーがしなくてはなりません。
時間が経てば経つほどアパート経営の収支はマイナスになっていきます。
しかしやめたくてもやめられない状態が続き、他の資産で穴埋めすることになるでしょう。ない場合は最悪自己破産です。
あまりにもしつこい営業にはこう言ってやりましょう。
「そんなに儲かるのなら俺の土地を売ってやるからお前の会社でアパート経営すればいいじゃないか」
「はい、論破」
これでほとんどの営業マンは退却するでしょう。やつらはこれを言われたらおしまいです。
自前の物件でアパート経営をしたところでうま味はないことを知っているからで、やつらは他人のふんどしで儲けようとしているだけです。
東日本大震災では自前の物件を多く抱えていた不動産会社ほど被害が大きかったと言われています。他人の物件であれば、修繕費やその他の手数料も追加でオーナーに請求できるので決して自腹を切ることはないのです。
オークションサイトでも商品の出品から発送その他の手続きも全部代行してくれる会社が人気ですが、彼らも手数料をオーナーから搾取している図式は変わりありません。
やるなら他人任せにせずにできることは自分でやるのが一番安上がりです。
注意してね・・・