責任?

画像の説明 韓国の「反日」は責任を回避したい病

今年の4月16日、韓国の旅客船セウォル号が沈没して修学旅行の生徒など乗員・乗客合わせて476名のうち294名が死亡するという衝撃の事故がありました。

その後の捜索作業でさらに犠牲者が出て、最終的な犠牲者はなんと!300人を超えました。台風が来ているわけでもなく、何か突発的な変事があったわけでもないのに300人もの人が亡くなる、というのは想像を絶することです。

しかもそのあと韓国は電車の事故、飛行機の事故、と続き10月17日、ソウル郊外の野外コンサート会場で排気口の蓋が壊れて観客27人が20メートル下に転落する、というこれまた考えづらい事故が起きました。韓国人の安全に対する意識の薄さにはつくづく呆れます。

実は韓国では崩落事故は珍しいことではありません。大きな事故だけでも記憶に残る事故がいくつもあります。1994年10月に起きた聖水大橋(ソウルの大河、漢江にかかる橋)崩落事故では48人が死亡、23人が怪我をしました。1995年6月に起きた三豊デパートの倒壊事故ではなんと500人が死亡! 1996年9月、韓国企業が施工したパラオのKB橋が崩落し、首都機能が麻痺しました。パラオでは「暗黒の9月事件」と呼ばれているそうです。

1997年、韓国企業が施工したマレーシアのペトロナスタワー2が完成直後から傾き始める、という笑える話もあります。ペトロナスタワーは二棟で構成されており、その施工は日本と韓国の建設会社が一棟ずつ受け持っていました。今、韓国が施工した方の棟にはテナントがほとんど入っていないそうです。なぜ韓国人は失敗から学ばないのでしょうか?

韓国生まれの韓国育ち、生粋の韓国人「シンシアリーさん」が日本語で書いた『韓国人による沈韓論』(扶桑社新書168・760円)を読みました。

シンシアリー=SincereLEE、つまり李(リー)さんは韓国人ですが普通の韓国人とは違います。現在の韓国全体を支配しているように見える「反日」という病気に李さんはなぜかかかっていないのです。だから朴槿恵大統領が主張する「日本は加害者、韓国は被害者」という説に疑問を感じ、そのことをご自身のブログ(シンシアリーのブログ)で日本語で発信するようになりました。するとそれが評判になり、一日に15万~20万アクセスを獲得するようになりました。『韓国人による沈韓論』の前著である『韓国人による恥韓論』は20万部を超す堂々のベストセラーになりました。

『韓国人による沈韓論』というタイトルはセウォル号の沈没事故を意識してつけられています。沈む船と韓国という国を重ね合わせて李さんが考えたことをまとめています。韓国人でなければ分からない韓国人の意識構造がよく分かります。「慰安婦問題」といい竹島問題といい、悪いのは韓国のはずなのになぜ韓国人はあれほど日本を激しく責めるのか? その謎がこの本を読むとよ~く分かります。

李さんは「セウォル号の沈没事故と韓国の反日思想はよく似ている」と言います。責任感のなさ、法律の機能不全、集団利己主義、弱者が権力を持ってしまうなど、セウォル号の沈没事故は韓国社会の構造的矛盾を暴き出しました。それが「反日思想」の原因でもある、と李さんは指摘しています。だったら私たちは韓国とどう向き合っていけば良いのでしょうか?

日本政府や外務省は「慰安婦問題」で韓国に何度も謝罪し、「アジア女性基金」を通じて賠償もしてきました。しなくてもいい謝罪をし、しなくてもいい賠償をしてきたわけですが、それがいかに間違った対応であったか、がこの本を読むとよく分かります。

外務省の官僚に読ませたい本です。

コメント


認証コード0527

コメントは管理者の承認後に表示されます。