「気をつけないと廃刊になる」

画像の説明 「危機管理能力なし」

朝日新聞の慰安婦問題の特集記事をめぐり、日本維新の会の橋下徹代表(大阪市長)は朝日とともに他紙の報道姿勢にも言及した。

■朝日の報道で韓国は聞く耳持たずに

日本だって中国だって韓国だって、そりゃ(過去を清算)したいですよ。できるんだったら。でもそれができないようにしたのは朝日の報道じゃないですか。いくら言ったって、韓国のみなさんは聞く耳持たずになってしまったんだから。朝日がインタビューする学者も本当にドメスティックな学者で、国際情勢なんて分からない学者ばっかり引っ張ってくるから、またおかしくなってくるんでね。

(強制連行がなかったということは)日本を正当化する議論じゃなくて、日韓基本条約と請求権ならびに経済協定で解決済みにせざるを得ない問題かどうか、というところに影響してくるんですよ。

だから「条約で解決したんだから後は知らない」という読売新聞のスタンスも僕はおかしいと思いますよ。「完全かつ最終的に解決された」って、偉そうに言うような問題じゃないんでね。

それは(韓国側に対して)、申し訳ないけれども1回結んだ条約で解決済みのことなんです、蒸し返すことができないんですという姿勢でいくべきことであって、堂々と「これは解決されたんだから、後は知らない。知ったこっちゃないよ」という姿勢でもないんです。こんなのは弁護士をやればすぐ分かること。

いずれにせよ、日韓基本条約を結んで、これは申し訳ないけれど解決されたんですということを言い続けていくためにも、あの強制連行の有無は重要ですよ。それはもう、人狩りをやって連れ去って、それから性の対象、性のサービスをした後にはそれを全部殺してしまったとか、そんなことが広がっていったら、とてもじゃないけど、韓国のみなさんは、日韓基本条約があっても許せないとなるに決まっているんですから。

だから吉田証言が影響したかどうかなんて、そんなばかな、あんな紙面使って書くんじゃなくて、じゃあ朝日新聞を見て、何か自分の考え方が朝日新聞に影響されましたかということを韓国の政治家とか、メディアの枢要な幹部に問い合わせをしてもらって、それで「全然朝日新聞なんて気になってませんよ」となれば、朝日新聞の影響なんてそんなものかとなるんでしょうけど、そうじゃないと思いますけどね。

■「名指しでの談話」やるべき

危機管理能力がないですね、朝日の経営陣も。顧問弁護士もついているんだと思いますけど、よくこんな検証記事を出させたなと思いますけどね。ほんと、廃刊になりますよ、気をつけないと。

《ここで記者団から、河野談話を見直す必要性があるかどうかについて質問が出た》

韓国との話や国連との話で、どこまで改善できるのか。きちんと日本の名誉が回復できるのか。外交の責任を負っている政権としては、いろんな判断要素があると思うんですけど、僕は明確化すべきだということはずっと言ってきましたから、戦後70年という節目において、おそらく安倍(晋三)首相は何か発信しないといけないでしょうね。それはこの慰安婦問題に限らずですよ。

そのメッセージの中で、この問題に触れることは、僕はぜひそうしてもらいたいと思いますよ。それは何も河野談話を書き直すということではなくて、戦後70年の節目において日韓関係の改善、何が問題なのか、その中に朝日新聞が日韓関係をこじらせたと、安倍首相の談話の中に入れてもらいたいですよ。朝日新聞を名指しにして。やっぱりそれぐらいやるべきだと思いますよ。

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