「世界情勢」 ①

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トーマス・エドワード・ロレンス(Thomas Edward Lawrence、1888年8月16日 - 1935年5月19日)は、イギリスの軍人、考古学者。オスマン帝国に対するアラブ人の反乱(アラブ反乱)を支援した人物で、映画『アラビアのロレンス』の主人公のモデルとして知られる。

どうやら世界情勢は一段落したように見えます。中東は確かに世界の火薬庫です。でもこれをよく考えてみると、原因はイギリスなのです。有名なアラビアのロレンスを使って中東の部族国家を訪問して「こっちに味方しろ」「あっちに味方見しろ。そしたらお前たちの国家を造ってあげるから」という約束をして、だましたのです。

戦争が終わって、「中東はどんなご褒美がもらえるのか?」と思っていたら、イギリスは中東に線を引いてかってに国を分断したのです。それで中東にたくさんの国ができたのです。中東はその事をよく思っていません。原因はイギリスだったのです。

人が住んでいるところに勝手に線を引き、「こちらはイラン。こちらはイラク」と国をつくったのです。そうすると中東はめちゃくちゃになってしまいます。

中東の問題は西洋人が作り上げた植民地主義の名残なのです。その流れのアメリカに対して、当然よい感情を持っているはずがありません。これがイランの問題です。その事情を100も承知だったのは、イラクのフセイン大統領だったのです。

フセイン大統領は「おれを殺したら大変なことになるぞ」と言っていたのです。中東にはいろんな部族がいます。部族は国家意識などもっていません。フセインが国家意識を持っていたので治まっていたのです。

元をたどれば部族長なのです。だから、国家などという枠に収まらないのです。中東において西洋型の民主主義などはできないのです。昔から砂漠の流浪の民です。族長がいて、基本的にはラクダに乗ったような生活です。

そんな連中をいくら集めても国家にはなりません。それをまとめて国家をつくっていたのがイラクのフセイン大統領だったのです。「俺が国家をつくっているのだ。一歩でも手を抜いたら壊れてしまうのだ。だから俺を殺したら、後は大変だぞ。絶対にまとまらないぞ」と言っていたのが、フセインの予言です。

アメリカは見事にそれに乗っかってしまったのです。フセイン亡き後、米軍の約8千人がイラクに駐留しています。米軍がイラクを占領したということです。イラクを抑えたということです。

それでもイラクには他部族がいて、クルド人もいますから、まとまらないのです。自然に放っておけばまとまるものを、「ここはイラン、ここはイラク、ここはシリア、ここはトルコ」と線引きをしたので、まとまらないとわかります。

だいたい国家というものは、自然発生的なものなのです。草原で2~3人で住んでいる人もいれば、10人くらいの集団で住んでいる人もいるのです。やはり集団で住んだほうが人間は強いのです。集団の方が生き延びられるのです。

それがもっと大きな集団になると1千人、1万人になってくるのです。それは強いのです。集団の中にいると生き延びるチャンスが増えてくるのです。だから人間は、群れをなすのです。

シマウマも、キリンもそうです。群れをなして生活をしているのです。人間も当然、群れをなして生活する方が強いのです。

そのように人間の集団ができて国家ができて、徐々に文明らしきものができてきて、サミュエル・ハンチントンの言う『文明の衝突』がおきてくるのです。一つの文明が起き上がってくるのです。

それを多民族が出かけて行き「気にいらない。ぶっ壊してやる!」というのは間違っているのです。中近東の根本の問題はそのようなことなのです。

そこで神様はいたずら好きだから、どういうわけだか、中東は石油がたくさん出るのです。全然石油が出ない国もあれば、沢山石油が出る国もあります。神様は不均衡をたくさつくっているのです。石油が豊富にあるドバイは優雅です。学校も無料、税金も無料、国民であるだけでお金をくれるのです。

そのような豊かな国もあれば、全く石油が出ない国もあります。カルロス・ゴーンが逃げたレバノンは石油が全く出ません。レバノンでは、仕事もありません。だからいつも暴動が起きているのです。

この間、サード・ハリーリー首相が辞めたのです。「大統領も辞めろ」と国民から言われているのです。仕事がなければそうなります。サウジアラビアは石油がたっぷり出る国ですから、みんなお金持ちです。この差がどうしようもなりません。

イランは大国です。長い歴史のある国です。よくわかって、耐えているのです。アメリカは、イラクでソレイマニ司令官を殺害しました。イランはソレイマニ司令官の復讐をしないと民衆はおさまりません。イランは「米国に復讐する!」と宣言しました。

それで報復したのです。復讐をやりすぎると米軍の報復があります。だから、やりすぎないように厳密に計算してあったのです。米軍のキャンプがあり、寮にミサイルを落とせばすごい被害が出ます。

人のいないところにミサイルを落とせば被害はありません。イラクはいつも戦争状態なので、米軍はシェルターをつくったのです。アメリカ兵はシェルターに逃げてしまえば一人も死にません。

おそらく、米軍は情報をキャッチするのが早いから、「ミサイルが来た!」とシェルターに逃げたから被害がなかったのです。イランは「米兵を80人殺した」と言っていますが、アメリカの発表では「一人も死んでいません」と言っています。

負傷者もいません。意見が対立していますが、アメリカの発表のほうが正しいのでしょう。「死傷者が出た」ということになれば、アメリカはイランを攻撃せざるをえません。ところが負傷者はいませんから、再々攻撃はできないのです。

トランプは「大戦争はしたくない」と発言したのです。だから、これで収まったのです。大義名分でアメリカは、「テロリストの親玉を殺した」と言っているのです。イランは15発のミサイルを撃って誰も死んでいなかったのです。

「第三次世界大戦が始まる」というウワサが広がり、市場は敏感に察知して途端に株が下がり、金が6千円台に上がったのです。今度は「実害がないらしい」と聞いて株が上がり、金が下がったのです。そのような流れですから、誰も先など読めません。

徒然日記

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