「人生を賭けたデモは若者の勝利です。」

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香港デモを通常のデモと捉えれば「香港人は、なにを馬鹿なことを、人民軍を相手にしてもなんの効果もない、潰されるだけだ」と誰でも思います。これは通常のデモではない。香港人は言います「デモじゃなく戦争なんです」

もちろん火炎瓶を投げるだけで強大な中国に勝てるはずがない事は香港人
も分かっています。しかし戦争に勝つには、武力だけではありません。
デモを派手にし、長引かせることによって世界中から同情と支援を集める
ことが出来ます。

香港の若者は単に民主制度や自由を希望しているだけではありません。
中国の一党独裁政治体制を崩壊させることです。つまり一国二制度を取り戻しても中国共産党が存続していれば自分たちと、その子どもたちが地獄を見ることになるからです。

人生を賭けた若者のデモが遂にアメリカを動かしました。これこそ香港の
若者が意図していたことです。トランプ大統領が「香港人権民主法」を署名成立させた。24日の香港区議選で民主派が圧勝したこともトランプ氏を動かした要因です。

習近平は中国が香港経済に依存していることを知らない。松下もトヨタも
その他の日本企業も中国へ投資する時は一旦香港に子会社を作ってそこ
から資金を中国に投資します。人材の少ない中小企業も香港にシェルカン
パニーという架空会社(香港人がすべて段取りしてくれます)を作ってそこから資金を中国に投資します。

なぜそのような手間なことをするかと言いますと、中国本土で儲かった金は日本に送金出来ないシステムだからです。だから利益はほとんど香港の
子会社に送金してそこでプールした資金の一部を日本に送金、残りは中国
に再投資します。香港は税率が低く、信用できる優秀な人材も豊富です。
その上アメリカは香港に優遇措置をし、国際商業都市としての特色を持た
せています。

中国に直接投資した中小企業は赤字会社になっても、会社を倒産させるこ
とが出来ずに、給料を払い続けます。設備をすべてただで投げ捨てて日本
に帰ろうとしても中国は許してくれません。下手をすると刑務所に入れられてしまいます。このような恐ろしい国と、関わっては地獄を見ます。

中国の恐ろしさは中国で生活やビジネスをしたものでなければわかりません。
中国は国際常識がありません。国際ルールも無視しています。経済においても領土問題においても国際ルールを無視し、約束を守らず、身勝手な自分のルールを押し通します。そのような国は人類の敵です。

今回の「香港人権民主法」に対して中国は報復措置を取ると断言しています。アメリカは当然香港への「優遇措置」の停止をします。何も知らない習近平は香港への優遇措置の停止がどういう意味を持つかを知らない。

多くの企業約70%は香港を通じて投資しています。香港が機能を停止したら中国へはお金が入ってきません。だから中国は人民解放軍を投入して香港を壊滅させる事ができない。香港人もその事をよく理解しています。
これが香港の強みです。

今回の「香港人権法」は香港の自治や住民の人権を侵害する行為は、
アメリカは許さないとの立場を習近平に対して明確に打ち出しました
これに怒った習近平は報復措置を取る考えを示しました。

しかしアメリカは中国からの輸入額は約5000億ドルに対して中国はアメリカからの輸入額は約1300億ドルです。制裁関税合戦は明らかにアメリカの勝ちです。

残された報復は弾が飛び交う本当の戦争だけです。これも中国の軍隊は
アメリカには勝ち目はありません。つまりトランプ政権に深刻な打撃を与えられる可能性は殆どありません。

しかし香港への優遇措置が停止され、香港が国際商業都市としての特色が
失われると、中国に展開している多くの米企業やヨーロッパや日本企業も
打撃を受け、中国からの脱出を考えますが、明日の地球を考えた時、中国
排除は早急にしなければなりません。

自由と民主を掲げた香港の戦いは、いち早く国際社会に正義の旗印を掲げた香港若者の勝利です。

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