「言いがかり裁判」

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ヘイト、ヘイトて、あんたらがヘイトしてるやんか。「言いがかり裁判」許さへんで!フジ住宅。

思い出してもハラ立つから、また書きます(笑)。フジ住宅裁判のことです。何でこんなことでこの会社が訴えられなあかんねんな。えらい迷惑や。毎日真面目に働いてる社員さんのことを考えたら、もう許されへんわ、と言うのが、今の私の、それこそ正直な感想です。

ちなみに私はこのフジ住宅さんのことは全く知りませんでしたし、何の利害関係もありません。一人の普通の日本人として、怒らずにはおられへん、という気持ちですね。

先日の裁判で、証人尋問というのを初めて見ました。最初に証人の宣誓があるんですね。裁判所によって文言は違うそうですが、「宣誓。良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います。」みたいなことを「宣誓書」を手に持って言い、最後にそこに署名、捺印してある本人の氏名を名乗る、と。ただし今回の原告(A子さんとします)の場合は裁判長から、名前は結構ですと言われて、法廷では名乗りはりませんでした。

そういう進行は、事前に弁護士どうしで調整はしてるみたいですね。宣誓の後、裁判長が「もしウソ、偽りを言ったことが明らかになれば科料があります」とサラッと付け加えるんですね。

ゾクッとしました(笑)。午前中に行われたA子さんの尋問では、声がめっちゃ小さくて聞き取れないこともあり、何度か裁判長や双方の弁護士から「もう少し大きな声で」と促されてました。

前に書いたように(「フジ住宅裁判。社員教育用に配った本の中にヘイト?よう見つけてくるな、そんな言いがかり。」)、原告側の弁護士は何とかしてA子さんが、いかに「資料配布」に苦しみ、辛く思ってきたかを誘導して言わせようとするんですが、後ろで見ていて逆に、かわいそうになりました。同じことを何べんも聞かれるので、言葉が見つからずに困ってはるようにも見えました。

この裁判で、原告側が目の敵にしてることが一つわかりました。今井会長は2013年当時、自虐史観に染まった歴史教科書がいまだに多く採用されていることを憂い、それを少しでも是正したいと思っていた、と。そこに大阪府下で教科書展示会というものがあり、そこでは自由にアンケートに意見を書くことができ、少しでも採用に影響を与えられる可能性があることを知りはったわけですね。そこで、この教科書の展示を実際に見て各自で判断してもらい、よければ育鵬社の教科書を推すコメントを書いてほしいということを、社員にお願いしはったわけですね。

もちろんそれは業務でも何でもなく、賛同する人だけが自発的に行けばいい、というものでした。でも、日ごろから今井会長の熱い思いを素直に受け止め、日本人の自虐史観の洗脳を解いてくれる、的確な資料の配布を受けている社員さんの多くが、喜んでこのお願いに応えたものと、私は思います。どうもこのことを、社員を総動員して強制的に行かせた、という風にしたかったようです。

これにもちゃんと証拠はあって、教科書展示会の参加についての案内の音声データでは、不参加の場合の断り方を案内していて、A子さんは最初はそれに気付かず、他の社員と一緒にいやいや付いて行った、というお粗末な話やったわけです。

法廷では被告と原告とのやり取りは認められていないようですが、今井会長はこの件での尋問の最中に、「あなたがそれ(不参加の場合の断り方の案内)を聞いてへんかっただけやないですか」とA子さんに向かって発言し、裁判長に制止される場面もありました。

そして、これは元社員、現社員の2名の証人も何度も証言されていたことですが、フジ住宅では昔から「言えばいいだけ、聞けばいいだけ」という標語があり、疑問点や不審点があればその場で必ず相手に言い、聞くことを心がけよう、ということが励行されていて、毎日の業務報告でも必要に応じて、部下からの疑問などの言葉が順次、上司に上がっていく仕組みができています。

さらに、「質問表」という制度もあり、実際にA子さんがこれを使って上司に質問した話は前に書きました(「ユスる相手を間違えた?フジ住宅を訴えた人たち。こんな超優良企業とは知らんかったんやろ。」)。業務上の悩みでも、困っていることでも何でも書いて、上に上げてもらうこともできるんやそうです。ええ会社やなあ。私が前におった会社でそんな不満めいたことを上司に話したら、すぐに飛ばされてしまうがな(笑)。

A子さんはその標語や制度は知っていながら、一切上司に話すことなく、2015年にいきなり大阪弁護士会に人権救済の申し立て、と言うのをやったわけですね。どう考えても、おいおいちょっと待ってくれよ、な話ですね。いきなり外部の弁護士に相談するんか、と。

ただ、A子さんは会社に対しては、文書で「しんどい」としか書いてはらへんかったみたいで、上司としては困り果て、2つの選択肢を示した、と。一つはこのまま会社に残って仕事を続けてもらう、もう一つは会社が300万円を支払うから退職を選ぶ、と。ええ会社やんか。ちなみに何度も退職を勧めたりとか、退職に追い込むような圧力をかけたことはない、というのは、電話の音声記録でもちゃんと証拠もあるんやそうです(下の会社のブログ参照)。

A子さんと話をした上司の社員さんは「時給千円ぐらいのパート社員に、300万という金額を提示してくれた今井会長に感動しました」と証言してはりました。A子さんはこれには応じず、その後、裁判に訴えたわけですね。そしていったんは資料の配布中止を希望していたのに、訴えた後?からはまた資料を集め始めた、と。

恐らくそれを組織の側が「アラ探し」をして、裁判に備えようとしたわけですね。もう日本人の感覚ではとても理解できませんね。自分がずっとお世話になっている会社とそのトップを裁判に訴えておいて、それでもその会社から給料を貰うて居続ける、というのが。

今井会長は毎日社員から上がって来る業務日報を、必要に応じて全社員回覧(閲覧?)の形で共有してはるようです。その中には、この裁判のことを知って憤る社員の声なども当然出て来ます。裁判に訴えたことに関して「温情を仇で返すような」とか、「哀れで愚かで本当にムカつきます」とか、「こんなことになれば、在日韓国人は新規採用しないようになる」と書いた社員さんもいたようです。それをA子さん側の弁護士はあげつらって非難してきました。

え?そんなん、当たり前やんか、そうなる原因を作ったのは自分やんか。「言えばいいだけ、聞けばいいだけ」という温かい会社の標語も、質問表の制度も無視して、いきなり弁護士に相談して、裁判を起こしたんとちゃうんか?。普通の会社やったら非難ごうごうやんか。ホンマに理解できませんね。

そしてA子さんは「フジ住宅社内で直接、差別的なことを言われることはありましたか?」との質問に対しては、「それは、、、面と向かって言われたことはありません」と証言していました。ほらあ、何の問題もないやんか。いやあ、フジ住宅の社員さん、よう我慢してはるなあ、私やったら会社で会うたら、罵倒してしまうで、ホンマに。

今井会長への尋問では、入れ替わり立ち替わり原告側の弁護士が尋問します。

弁護士:「『在日は死ね』とか『韓国人はウソつき』というのはヘイトスピーチやと思いますか?」

今井会長:「ヘイトと言うんかどうか知りませんが、それはあかんでしょ。」

弁護士:「だからそれはヘイトと認めるんですよね?。そういうヘイト表現が入ったものを、あなたは放置されていたわけです。」
 
ふうん、何としてでも今井さんがヘイトスピーチをした、という話にしたいわけですね。そこで反撃です。

今井会長:「そもそもあんたらがヘイトやんか。岸和田やら難波で、あんたらは街宣してはりましたよね?人の会社のことをヘイトや何や、言うて。」
 
そうです、裁判が始まった頃、原告側の組織の人たちは、岸和田にあるフジ住宅の本社の前や、ターミナル駅の難波で「ヘイト企業、フジ住宅!」などとやっていたわけです。

ちなみに原告側が「ヘイト」とか言うてる部分は、ネットに書き込まれたコメントやったり、社員の感想やらに書いてあったもので、今井会長が書いたものではありません。しかも問題にしようとしてる部分は、何千ページにも及ぶ膨大な量の配布資料やら回覧(閲覧)の文書の中の、たった数行なんですね。これが「言いがかり」でなくて何やねん!

最後に裁判長が質問します。
 
今井会長は、配布資料や、社内回覧(閲覧)文書には、気になった箇所にはマーカーを引いたりマルを付けたりしており、それがコピーで回覧されるわけですが、それについての質問です。

裁判長:この中のマル印やアンダーラインはあなたが書いたものですか?
今井会長:そうです。
裁判長:なぜそんなことをするのですか?
今井会長:私はいつも気になった部分に、マルを付けたりラインを引いたりするのがクセなんです。
裁判長:はい、わかりました。
 
何と裁判長の、被告への質問はこれだけです。

ここから先は私の単なる予想です。この中垣内裁判長の判決です。
「あなたが配布した文書ではヘイト部分を強調するようなことをしてるし、本人はそれで傷ついたと言うてるんやから、3300万は多すぎるけど、50万は払いなさい」と。

実はこの裁判長、前に一度、「和解」を提案してきたんですね。当然、被告側は拒否しました。もともと原告に300万払うつもりやってんから、50万やったらええやろ、とでも思てるんかな?日本人、舐められたもんですね。

何べんでも言いましょう。こんなもん、「言いがかり裁判」や。もう人間として、絶対許さへんで!

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