大韓商工会長「最近の経済は『捨てられた息子』

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大韓商工会長「最近の経済は『捨てられた息子』…企業は規制で手足縛られ」
 
大韓商工会議所の朴容晩(パク・ヨンマン)会長が18日「経済は、捨てられ忘れられた息子になった」と述べ、国会で経済関連の論議が行われなくなったことについて苦言を呈した。

朴会長はこの日、釜山・海運台のパラダイスホテルで行われた全国商工会議所会長団会議の前に記者懇談会に臨み「国民の暮らしそのものである経済が下降しているというのに、それよりもっと重要な政治・社会問題などあるのか」として、上記のように述べた。朴会長は「国会全体がきちんと作動していないことについては、明らかに考えるべき問題だ」と指摘した。

朴会長は国内経済にとって内部的・外部的な困難が大幅に増えていると話した。外部的なリスクとしては、米中貿易戦争と日本の輸出規制、サウジアラビアでのテロによる石油価格急騰があり、内部的には最低賃金引き上げや週52時間労働制などによる各企業の費用増加、改善されない企業規制の問題があるというわけだ。

朴会長は「大国同士の力のぶつかり合いなど、対外的にはわれわれができることはあまりない状況だが、内部的な要因は解決していかなければならない」と述べた。

最近の経済指標については「数値は悪くないが、実情を見ると肯定的に捉えるのは難しい」との評価を下した。朴会長は「今年の経済成長率見通しは2%台前半で経済協力開発機構(OECD)の平均レベルだが、実際には民間寄与率が30%で、事実上政府の財政で充当した成長だ」と述べた。

朴会長はさらに「財政によって下支えしなければもっと低下するという点で、政策の効果が出る策を使ったと評価せざるを得ないが、持続可能性という側面からみると、民間寄与率が低いということを肯定的に考えるのは困難だ」と述べた。

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