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「中国人の正体」 

中国人の正体を知ってもらうために私の実体験を書いています。
実体験した者でなければ中国人の怖さは理解できない、そこで
私が現地で経験した恐怖を綴ってみました。

1993年頃に河北省の承徳工場に出張した時のお話です。
承徳は北京市から車で約5時間、王様の元別荘がある風光明媚な景色の美
しい町です。承徳にはもう1軒契約している工場と、北京市にも発注して
いる工場があります。そのために北京に連絡事務所を設置しました。

北京市の瑞龍苑飯店という中国人専門の小さなホテルの1室を事務所にして
中国人を数名雇っていました。この北京事務所に勤務する中国人スタッフは
検品要員です。中国人スタッフは発注した工場に行って、製品の立ち上がり、
途中時、出荷時と日本に出荷される前に三回検品します。

検品の要領は日本で作ったカラー写真を各ポイントごとに詳しく説明して
中国人を訓練します。何年か後写真からビデオに変わりました。このシステ
ムを取り入れてから不良品はほとんどなくなりました。

中国の活動拠点である北京連絡事務所の経費は中国人スタッフ(2名)の
給料と家賃を含めても初期の頃は1ヶ月たったの6万円足らずです。あまり
の安さに感激しました。検品のときはスタッフ以外に5~7名くらいのバイ
トを雇っての経費も含めてです。

しかし経費は安くすみますが、主任と事務所内の一切合財(電話・FAX機、
テレビ、応接セット、ワゴン車、その他)が一晩で消えてしまうことがあり
ます。

ある時事務所の全てを任していた中国人の主任がいなくなったと連絡を受け
て北京事務所に行きましたら、ホテルの支配人が事務所にやってきて「部屋
代が8ヶ月溜まっているすぐに払ってください」と言われ仰天しました。
経費一切は主任に任せていたので、まさか、と思いました。

そこで仕方なしに溜まっている部屋代と後を続けるために余分に3ヶ月間の
部屋代を払いました。逃げた主任が管理していた領収書をチェックしていた
らホテル代の滞納は2ヶ月間でそれまでの領収書はあります。ホテルの支配
人を呼んで領収書を見せました。彼は慌てる風も無く、「その領収書は偽物
だ,私は部屋代はもらっていない」と強弁します。

しかし先ほどもらったこのホテルの領収書と事務所で保管していた領収書は
全く同じものです。支配人は「私を疑うなら公安(警察)を呼ぼう」と恐ろ
しい顔で睨みます。

公安は中国人の味方をするか、あるいはお金を貰った者の味方をします。
もっと恐ろしいことに日本人だと分かると、とんでもない言い掛かりをつけ
て脅迫されます。私は全てを断念して支配人の言い分を了承しました。
経費は安いが予期せぬ出費で経費が上がるのが中国式ビジネスです。

こういう事は主任だけでなく一部のアルバイトスタッフも加担していると思
われます。証拠はありませんがホテルの支配人までグルの可能性があり
ます。しかし半年ほど同じホテルで、以前のアルバイトスタッフと新しい
スタッフで検品作業を続けました。

その後、以前取引のあった商社に相談していました。ホテルの中二階が全
て事務所になっている5星ホテルの1室が空いている情報を得て、そこに
場所を移しました。経費は高く付きますが、それ以降事務所の備品が全て
なくなることはありませんでした。

今回の承徳出張は事務所の備品が全て盗られ、その後始末に行く事と
、同時に承徳市のトップからのお誘いが数週間前からあり、それらを兼ねて
行くことになりました。承徳市が外国企業を積極的に誘致するために私に目
をつけたらしい、しかし私は合弁する気は全くありません。中国では法人格
を持たないというのが私の鉄則でした。なぜなら中小企業の合弁の悲劇は
いやというほど知っていたからです。それに法人でない限り中国の法律に
縛られる事はありません。いつでもやめて逃げ出す事ができます。

ここで簡単に中国進出の方式を書いてみます。

中国に進出する形態には、合弁、合作、独資の方式があります。大企業は
危険を避けるために独資方式を取りますが、資金量の少ない中小企業は
合弁方式を採用しますが、その多くの中小企業はほとんど痛い目に合わさ
れます。

1996年から中国側は独資においては、大企業や先端技術企業以外は認
可を認めなくなりました。そこで資金量のある中小企業でも致し方なく合弁
を選択した。合弁とは、中国側パートナーが土地と建物を提供、日本側が資
金を出す中国側は土地と建物を過大評価して日本資金を過大に投資さす。

日本側も51%以上の出資比率で工場を支配したつもりになっていた。し
かし出資比率が6対4であろうが8対2であろうが中国側は董事(役員)を
出してくる。赤字で撤退しよう.と思っても中国側も含めた役員全員が撤退を
承認し、その上、合弁を認可した役所が認めない限り工場を閉鎖できない。
中国の法律には会社解散及び倒産の項目がない。

その結果進出したはいいが赤字で、撤退もできず給料と経費の金を送り続け
ることになる。日本の中小企業は事前にこのような落とし穴を知らされてい
ない。中国側の契約書にも一切書かれていない。日本のメディアも中小企業
の悲劇を一切報道しない。当時のマスコミはひたすら「バスに乗り遅れるな」
と中小企業を焚き付けるばかりでした。

先進資本主義の資本と技術をタダで入手するために考え出した恐ろしいほ
どの奸智、何しろ中国には土地と老朽工場と労働者は大量にある。無いの
は資本と技術です。中小企業にとっては、中国政府が仕組んだ、まさに
蟻地獄です。

その後中国の法律が中国に都合の良い法律にどんどん変わっていった。
中小企業だけでなく、大企業に関しても技術移転の強要や知的財産権の
侵害など平気で泥棒行為をやり始めた。それを拒否すると、工場経営が
徹底的に邪魔される。日本側は目をつぶって仕方なしにノウハウを教えた。
それだけでは無く労働者の解雇を法律で出来なくしてしっまた。

当社はこのような中国人の恐ろしさを事前にわかっていたので、あえて法人
格もたずに中国工場を支配した。その方法は法人格を持たない契約式合弁
という方法を考え出した。(詳しいことは私の著者「コラ!中国いい加減にし
ろ」に書いています)

ここで、話を承徳市からの合弁の誘いがあり致し方なく出張したところまで
話を戻します。

むげに断ろうにも後々の事を考えると行かざるを得ません。取引している
承徳工場の総経理に連絡を入れて仕方なしに出発しました。

当日は泊まっているホテルで私の歓迎パーティー。契約している承徳工場
の2軒の工場の幹部たちはもちろん、地方政府の幹部たち、承徳市の役人
達が次から次へと名刺を交換、偉い人たちの歓迎の挨拶、食事、何回も
乾杯をしてやっとお開き、どの人の目も「この日本人を絶対逃さない、必ず
投資させる」という鋭い目つきで私を見ています。

翌日は、再び今度は工場の幹部たちと食事、そして食事中は盛んに合弁を
勧められる。私は合弁する気などサラサラありません。しかし承徳工場と
合弁する気がないままこのまま付き合っていくのは危険が大きすぎる。

次回は発注を止めて承徳と縁を切らねば、と思いながら日本に帰って来ま
した。

力のない中小企業では、危険な臭いが漂ってきたら、即、逃げ出す準備を
する。これが中国ビジネスの鉄則です。この鉄則のお蔭で中国ビジネスに
おいて大きな痛手を被らずに無事会社を維持できました。

今回のブログはかなり長くなりましたが、特に企業経営者や政治家、それに
多くの日本国民に中国人の正体を知ってもらうことは、私の残り少ない人生
の使命感だと思って、拙い文章で必死になって書き綴りました。

それともう一つトランプの出現です。アメリカはようやく中国の悪の正体に
目覚めました。一時は愚かなオバマ大統領によって「G2」構想を提唱する
など、中国がアメリカの「戦略的パートナー」になり得るといった幻想を持っ
たために中国をのさばらしてしまった。

トランプは「世界ルールに違反する不公正な中国に鉄槌を下す」と言って
います。  トランプの登場はまさに神の配剤です。

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