「けったいな法律。」

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国はローンを組んだらあかんのか?けったいな法律。改正してさっさと金を回さんかい。

【財政・税制】25年度の基礎的財政収支の黒字化を目指す。消費税率を19年10月に10%に引き上げる。軽減税率制度の実施は混乱が生じないよう万全の準備を進める。ポイント還元の実施やプレミアムつき商品券の発行など十二分な対策を講じる。

まあ、ある意味、ずっと同じことを言い続けてるだけやん、とも言えますね。せやけど安倍ちゃん、菅さん、ホンマに消費税10%は予定通り、なんて言うて、選挙に勝てると思てるんか?と、私はいつものことながら、腸ハラワタが煮えくり返るような気分になります。

そしたら、最近けっこう売れてる?んとちゃうか、と思われる、経営科学出版の『ライズ・アップ・ジャパン』からのメルマガで、元産経新聞、『正論』の編集長をしてはった上島嘉郎さんが、ビデオでこんなグラフを見せてくれてはりました。

これは2018年の主要国のGDPを、1996年と比べたものやそうです。
 
この30年間で「中国」はなんと15.5倍も成長している、と。インドは6.8倍、アメリカは2.5倍、イギリスでも2.0倍。そして、日本はまさかの1倍!。
 
おいおい、どないなってんねんや!と怒りがわいてきますね。これに限らず、藤井聡さんや三橋貴明さんも、もっと前、バブルのピークやった頃を始点にした場合やら、ほかの指標を使ったりして、もっととんでもない数字がいっぱいあることを教えてくれてはりますね。

この30年、日本だけがずうーっと成長から取り残されてるわけですね。そらそうや、まずは消費税を作って、ずっと緊縮財政をしてきたからですね。事実、公共工事はバブル前から4割減っています。子供が成長するにつれて着る服も大きくせなあかんのに、絶対に服のサイズを変えへんかったから、そもそも成長がでけへんわけです。

まあそんなことはもう何十年も前からちゃんと言うてる人もおったんでしょうけどね。そしたら前に、このブログのコメント欄で佐藤健志さんのことを教えてくれた人がいました。佐藤さんの本は私も何冊か読ませてもろてますし、諧謔精神が旺盛で、けっこう鋭いところをえぐる感じが好きです。この人がこの前の「チャンネル桜」で、実は財務省は法律に基づいて忠実に職務を遂行してるだけなんや、という話をしてはったそうです。

財政法第4条というのがあって、国は、税金で入ってくる以上のお金の支出をしたらあかん、という話ですね。家計で言うたらローンを組んだらあかん、みたいな話ですね。そんなアホな、と思うけれど、そんな法律が昭和22年にできて、何も改定されてへん、というわけです。

そしてこの財政法4条と憲法9条はセットで、日本が絶対成長せえへんようにと、つまりは日本の弱体化を狙ったものや、と佐藤さんは言うてはるそうです(ブログ<「国家戦略特区」blog>、「佐藤健志と偽装保守」)。このブログでは佐藤健志さんを批判してはりますし、私もこの部分は、それでどないすんねん?の部分がないので、あんまり気分は良うないです。

ただ、私はやっぱり日本国民はもっと賢うならなあかんと思います。消費税と言うのは藤井さんが言わはるように「お買い物ペナルティ」や。日本のGDPは個人消費が6割も占めてるから、これが下がるとGDPには影響が大きいわけですね。その個人消費にペナルティをかけたら、消費が冷めて景気後退するのは当たり前やんか。

そして景気後退が分かってるのに投資する人は民間にはおらへんから、ますます内部留保が増えてるだけで、企業としてはこれはめっちゃ正しい行動なわけですね。何べんでも言うわ。そんな時やからこそ、政府はさっさと金を回さんかい、と。私ら民間人は、あ、これから先は儲かるぞ、と思い始めたら、別に人に言われんでも投資を始めるんやで。あ、緊縮脳を患うてしもた今の経営者ではあかんかも知れんけどな(笑)。

また止まらんようになってしもたからやめとくわ。安倍ちゃん、菅さん、「消費税10%は予定通りやります」言うたら、参院選は惨敗でっせ。かすかに望みをつないでた人たちも私も、そうなったら見限りますよ。
 
まあ米中戦争やら拉致問題で、びっくりするような展開が起こって、大どんでん返しが起ることを、ひそかに期待してるんですけどね。

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