新元号「令和」が発表された。

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野党第一党と称される立憲民主党は、新元号「令和」の発表に関し、代表の枝野名義で談話を発表している。

新元号「令和」が発表された。
新しい時代が平和で、国民生活が穏やかであることを祈念したい。
立憲民主党は、新たな時代を迎える中、国民から負託を受けた政党として、引き続きその課せられた責任を果たし、それぞれに幸せを実感できる社会経済、「まっとうな政治」の実現を目指す。

実質的には何も言っていないに等しい。「平和で、国民生活が穏やかであることを祈念」というが、令和という元号に関する評価は避けた、妙に冷めた文章だ。

国民が「令和」歓迎ムードに湧く中で、昨日書いた通り、安倍政権の支持率は再び上昇している。読売の調査では内閣支持率は53%、共同通信の調査では、前回から9.5ポイントの大幅増で52.8%で、共同は苦々しく「新元号公表を巡る高評価が内閣支持率の押し上げに影響した可能性がある」と報じている。

この新元号発表と内閣支持率の上昇はもちろん無関係ではなく、むしろ、密接に結びついていると考えた方が妥当だろう。好感の持てる元号を選択し、発表したことが評価されたのだ。

この局面で、全く影が薄いのが野党だ。同じ読売の調査によれば、立憲民主党の政党支持率は、同紙の調査で結党以来最低の3%を記録し、4%だった公明党の後塵を拝した。自民党は現状維持の38%で、その差はなんと35ポイントである。

0%の自由党小沢から、「決断が遅い!合流は見送るぞ!」と叱咤された民民党は0%から1%の飛躍(笑)だ。もちろん、選挙になれば投票先としての差はこれほどまでにはつかないだろうが、どのみち勝負にならない。

立憲民主党、支持率3%

そういえば、立民党の枝野は2月、九州での党会合で「連立政権をつくる場合、野党第一党の党首として責任がある。今から着々と準備を進めたい」と語り、政権構想の作業に着手する考えを示していた。しかし、この支持率を見ていると、その言葉は構想というより寝言に近い。

支持率3%の政党が政権を獲るとなれば、それは革命に等しいのだ。そもそも、2009年に発足した民主党政権自体が、ちょっとした革命だったのだ。国民はそのプチ革命にこりごりした。その記憶は決して消えない。

ここまでじり貧となれば、枝野も野合に向かわざるを得ないだろう。しかし、野合の先に群れをなす主体は、やっぱり旧民主党の面々なのだ。負の無限ループである。

自民党に対する批判だけで政権を獲った政党や議員らは、「夢よ、もう一度」とばかりに批判の声を強める。だが、彼らが自民党批判に終始するだけでは、国民が彼らを見る目はどんどん冷えていく。そういう悪循環に対症療法すら取れない彼らは、やはり政界から淘汰されるべき存在なのだ。

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