「必ず事故る韓国大統領家族」

画像の説明

必ず事故る韓国大統領家族、文大統領は前政権に学べ

みだりに騒ぎを起こし、分別なく行動することを指して「チラル」(ふざけた真似といったニュアンス)という俗語があるが、慶北大の金斗植(キム・ドゥシク)教授は著書に「チラル」には総量の法則があると紹介した。人には誰にも持って生まれた「チラルの総量」というものがあり、いつかは問題を起こしてしまうというものだ。子を持つ親であれば、必ず共感を覚えるはずだ。

韓国の大統領一族にもそういう法則が働く。歴代大統領の一族は例外なく、どんな形であれ問題を起こした。言わば大統領家族が起こす問題にも「総量の法則」があるわけだ。金泳三(キム・ヨンサム)元大統領や金大中(キム・デジュン)元大統領は任期後半、息子のせいで謝罪に追い込まれた。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は問題を起こした兄のせいで苦労し、任期満了後には息子の問題に足をすくわれた。

李明博(イ・ミョンバク)元大統領も兄と息子の問題を任期末だけでなく、今も引きずっている。家族のスキャンダルは大統領をレームダックに追い込んだり、差し掛かった下り坂に拍車をかけたりする。

朴槿恵(パク・クンヘ)前大統領はこの法則の例外になると思われた。夫や子を持たない大統領は弟や妹にも厳しかった。朴槿恵政権の関係者は「歴代大統領のように一族のせいでレームダックになることはないだろう」と話していた。

ところが、とんでもない家族が登場する。服を仕立ててやり、女性用品を買い与えていた「もう一人の家族」が権力を握っていたのだ。配偶者や子どもがない大統領は家族を借りてきてまで「総量の法則」に従った格好だ。当時青瓦台(大統領府)は崔順実(チェ・スンシル)の存在を徹底的に隠した。さまざまな疑惑が浮上したが、「話にならない」と否定した。

2016年10月、側近の秘書官に崔順実について尋ねると、「顔しかしらない。長いこと見かけていない」と答えた。それからしばらくして、青瓦台の官邸でほぼ毎週、崔順実が彼らと会議を開いていたと報じられた。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

コメント


認証コード6396

コメントは管理者の承認後に表示されます。