「国是」

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南鮮国内では、文在寅が「外交の天才」という称号を得ているそうだ。ことばの出自は不明だが、平昌五輪の開会式に、散々嫌がらせを受けた安倍総理が出席したことで、「文在寅の対日外交の勝利」が声高に叫ばれたあたりが発端のようだ。

ブエノスアイレスで開かれ、1日に閉幕したG20。主要国首脳会議(G7)に参加する7か国に加え、EU、ロシア、および新興国11か国の計20か国・地域が参加するこの会議は、G7に入れない国にとって恰好のアピールの場である。しかし、そのG20の集合写真のセッションで、文在寅は誰からも話しかけられず、作り笑いを浮かべてキョロキョロしっ放し。見ていて哀れさを感じるほどの孤立感だった。議長国アルゼンチンのマクリ大統領の隣でセンター位置を占めた安倍総理を、南鮮国民は地団太を踏んでみていたのではないか。

外交の天才、文在寅

G20で、安倍総理は米国、中国、ロシア、フランス、インドと会談した。インドのモディ首相を含めた日米印の3ヵ国会談では、トランプ大統領が「歴史上日米がこれほど近かったことはなかっただろう」と語っている。一方、文在寅が会談できたのは、オランダと南アフリカ、アルゼンチンだそうで、国の優劣を付けるのは失礼ではあるけれど、文在寅にとって外交の天才ぶりを披露する場とはならなかったようだ。

米韓の会談も、ホワイトハウスがこれを「プル・アサイド(pull aside)会談」と定義し、略式であったことを公式見解としたが、青瓦台は「正式会談」と言い張っているようだ。「プル・アサイド」とは、正式な会談会場の外や片隅で行う非公式の略式会談を意味するという。

米韓会談では、冒頭部分も公開されず、すぐさま話し合いに入り、会談後は記者団の質問にも答えず会談場を後にしたそうだ。そういえば、文在寅はG20の後、ニュージーランドを訪問したそうだが、出迎えたのは、首相でも長官でもなく「海軍中佐」だったという。

南鮮外交部の失態は留まるところを知らない。先月、文在寅はチェコを訪問したそうだが、訪問先のチェコの大統領はイスラヘルへの外遊中で、文一行は観光するしかなかったそうだ。

南鮮というのは、反日がなければ国民をまとめられない国であるから、政治指導者は自らも反日であることを支持の基盤とする。だが、その反日という国是は政治が自ら作ってきたもので、それが司法にまで及んだというのが、先のなんちゃって徴用工判決だ。こうなると収まるところを知らないのが南鮮世論で、青瓦台宛の請願で「東京オリンピックの韓国選手を送らないでください」というものが進行中であるようだ。来たくなければ来なくていい。日本は何も困ることはない。

そんな文在寅だが、冷凍化する日韓関係について「歴史問題とは別に、未来志向的な協力を続けなければならない」との考えを示したという。いわゆる「ツートラック」といういいとこ取りの虫のいい外交だが、日本では菅官房長官が3日、記者会見で、「韓国記者向けに行った発言だ」と、ばっさり斬って捨てている。

文は、「歴史問題のために、未来志向に発展していかなければならないいろいろな協力関係が損なわれてはならない」と言ったそうだが、これは「歴史問題はどんな状況下でも手放さない」という宣言である。こういう国も指導者も、放っておくのが最良の道だ。

G20での冷遇を観る限り、南鮮に政治としての外交力は皆無だ。従って、外交上においても南鮮は無視してよい存在だと言うことになる。活動家団体とロビー活動でプロパガンダを植え付けられたジャーナリストたちだが煩いが、情報戦における情報の質と量で対抗していくしかない。

南鮮は無視する ―― これが日本の国是だ。

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