「文在寅大統領は少しおかしな人ではないか」

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文在寅大統領は少しおかしな人ではないか

11月21日、韓国政府は2015年の日韓慰安婦合意に基づき設立された慰安婦被害者支援のための「和解・癒やし財団」の解散を発表しました。

韓国政府の女性家族部は「この間、外交部と共に和解・癒やし財団の取り扱いについて意見を聴取し、関係官庁との協議などを行ってきた。財団を巡る現在の状況とこの間の検討結果を反映し、財団の解散を推進し事業を終了することを決めた」と説明しました。

10月末現在で57億8000万ウォン(約5億7200万円)が残っている財団の基金については、7月に韓国政府の予算で編成した「両性平等基金」の事業費103億ウォンと合わせ、慰安婦被害者や関連団体などの意見を集めて合理的な処理策を設けていく計画だと明かしています。

ただし、財団の解散までの法的な手続きには6か月以上かかるとされ、韓国政府はこの期間に日本が拠出した10億円の扱いに関して日本側と協議を試みる方針としています。けれども、応じてしまえば、韓国が一方的に合意を反故にしたことを認めることなってしまいます。日本は応じないでしょうね。

それ以前に、日本政府はそんな暴挙は認めません。

21日、安倍総理は韓国側が財団を解散すると発表したことについて「日韓合意は最終的かつ不可逆的な解決だ。国際約束が守られないのであれば、国と国との関係が成り立たなくなってしまう……国際社会の一員として責任ある対応を望みたい」と述べています。

元募集工判決につづいて、日韓慰安婦合意の無効化。止まる事を知りません。

この事態に流石に韓国マスコミからも懸念の声が上がっています。聯合ニュースは「韓国政府は日本拠出の10億円の扱いと大法院の賠償判決への政府の対応を決める上で、被害者の傷を癒やし両国関係を発展させられる方策を見つけ出すと同時に、これらの懸案に対する日本の前向きな姿勢を引き出さねばならないという難しい課題を抱えることになった」と不安の声を上げ、中央日報も「日韓関係にまた悪材料」との見出しで「行き詰まった日韓関係がさらに冷え込む見通しだ」としています。

けれども、韓国マスコミは日韓関係が冷え込むとはいっても、韓国が国際法違反しているとは言いません。聯合ニュースに至っては、「日本は韓国が『約束』を守らないと、二つを関連付けて国際外交の場で攻勢を強める」と、まるで日本から喧嘩を売ってきたかのような論調です。

韓国マスコミは、日韓の二国間の問題であるかのように述べていますけれども、それは違うと思います。安倍総理が国際約束が守られないのであれば、国と国との関係が成り立たなくなってしまう、と指摘しているとおり、国際法を守らない韓国は、その時点で世界から問題児であると見做されるからです。

それにしても、ここまで国家合意を軽んずる国家首脳も珍しい。中国ですら、国際法を"道具"として使う程度には尊重します。これに匹敵するのがあるとすれば、北朝鮮の金正恩委員長くらいでしょう。

文在寅大統領は一体、韓国をどうしたいのか。

韓国野党「自由韓国党」の金武星議員は、先月文在寅大統領が欧州5ヶ国を歴訪した際、欧州のある国の首脳がアメリカの要人に文大統領のことを『あの人は少しおかしな人ではないか。我々は自国のために制裁に積極的に参加しているが、当事国の大統領がやってきて制裁を緩和してほしいというのは変』と話していたことを聞いたと明かしています。

直接聞いた訳ではないので、その真偽は不明ですけれども、文大統領が北朝鮮制裁緩和の口利きに奔走したのは事実ですし、怪訝に思う首脳がいたとしてもおかしな話ではありません。

外交も内政も行き詰りを見せている韓国。文政権がいつまで続くのか分かりませんけれども、その間に出来る限り関わり合いを無くしていって"損切り"を進めたほうが得策ではないかと思いますね。
 

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