「正直が一番儲かるんだよね」

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ビジネスには顧客が付きものです。誰かに何かを買ってもらうということがビジネスなんですから、買ってくれる誰かがいなければ、ビジネスは始まりません。

そしてビジネスとはそんな顧客を繋ぎ止め、これを増やしていくというゲームなんです。これをゲームだと考えられる人は、ビジネスを大きくすることが出来ると思います。

そんなビジネスで、どうやって顧客を増やすかが最も重要なテーマになるわけですが、これは顧客を裏切らないということに尽きると思うんですよね。

欺さない、誤魔化さない、ウソを言わない、後悔させない、そういうものを総称して「裏切らない」と言っていますが、私のような零細企業では、この評判こそが最も重要でして、ここに甘えとか驕りが混じるとあっという間に破滅の憂き目に遭うことは必定です。

私が提供するモノといえば、今はこのメールマガジン、各種セミナー、過去にちょこっとだけやったコンサルが該当するわけですが、ここにウソや誤魔化しは無いのだという自信が私を支えていると言っても過言ではありません。

は?そんなの当たり前でしょ?と思ったあなたはまだ世間を知らないんです。世間では驚くほど、有料で提供しているモノにさえ、ウソが混じっているものなんですよ。怪しい系の知識なんて、ホントのことに辿り着くのにどんだけガセネタにぶち当たるかを正直に書いたら、本が1冊書けるくらいですから。

そもそも書籍であっても、そこに本当のことが書かれているとは限らないんですから。昔、とある先生の占いの教室に行ったら、セミナーの冒頭の方で、

■ 私のこの書籍の○○ページから○○ページまでは全部間違いだから

って言い始めて、何を言ってるの?どこかに誤植でもあったのか?と思ったら、その先生、

■ たった2,000円の本で本当のことを書けるわけがないだろう

って開き直りましたからね。こんなの良くある話で、ウン万円払って受講したセミナーの内容が、その5年後別のセミナーで、

■ あの時の話は全部ウソ、ホントはこっちが正しいの

って言われたときには脳みそが沸騰しそうになりましたから。ちなみに今ではやたらと本を書くようになった先生なんですけどね。最近ではその本の内容やセミナーコンテンツで、どこにウソが混じっているかが、エネルギーで感じられるようになったので、悔しい思いをせずに済むようになりましたけど。

そんなふざけた商売をやってるヤツがいるのか?とお思いでしょうが、リアルなビジネスでも、営業サイドが顧客に伝えるオーバートークとか、ある意味完全なウソであることも、ままありますよね。私はサービスの実施部隊だったので、営業のそんな調子の良い約束の被害に何度も遭ってますからね。

これ全部、広義の意味では顧客を裏切っているわけですよ。そこに後ろめたさを感じるかどうかは別にして。

私はそれがイヤで、自分が独立した暁には、そういう商売を決してするまいと決めたんです。

ようやく10年経って、それが顧客(読者さんだったり、受講生ね)にも浸透して来たと感じています。

そしてこの部分の正直さって、売り上げとか利益とコンフリクト(衝突)するものではなくて、むしろこれを増やすものなんですよ。ここが肝心ね。

売上が立たないときにすべきこと

おバカって、ウソをついてでも売った方が良い、オーバーな話をしても売れたモノが勝ちだと考えるんです。そういう価値観の人にとっては、「売り上げ←→ウソ」という構図になりますよね。ウソはつきたくないけど、売り上げのためには仕方ないって考えるわけですから。

ところが正直にやり続けていると、あるタイミングで、「正直→信用の拡大→売り上げと利益のアップ」という方程式が機能し出すんです。ビジネスではここまでやれるかどうか、が勝負の分かれ目なんですよ。

ここまで来たら、ウソをついたり、顧客を裏切ったりして束の間の売り上げや利益を手にすることがバカらしくなりますから。だって今まで通りに正直にやっていたら、勝手に売り上げも利益も増えるんですから、束の間の売り上げが欲しいのなら、もっと正直にやれば良いだけなんですよ。なんでここでウソをつく必要があるんだ?と考えるのが真っ当な考えですよね。

この方程式が機能しないということは、まだまだあなたのビジネスは顧客から信用されていないということですよ。そういう時にはウソで売り上げを作るんじゃなくて、顧客を裏切らない方向で信用を積み重ねるべきだと思うんですけどね。

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