「手段が目的になってる時点で間違っている」

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手段が目的になってる時点で間違っている

石破茂が総裁選への立候補を表明したようです。

先月、石破はマスゴミの安倍潰しのための報道犯罪で支持率が30%台に下がったとかマスゴミが騒いでいたのを見て総裁選への出馬表明をしようとしていましたが、批判から先送りしていました。

ここのところの官僚のクソさと大阪地検のリークによって石破はさらに安倍政権が弱ったと見たのでしょう。

マスゴミのお得意の世論操作の数字、総理にふさわしい人等の数字に調子に乗ってはしごを登ったようです。

石破茂は2012年の総裁選では党員票を多く集めたものの議員票で負けました。

そこで直後に幹事長になった石破は自民党総裁選のルールを変更し、
地方党員票のウェイトを大きくしました。

このため2012年と同じ得票だったら今度は石破が圧勝できる計算です。

ですので石破茂としては今の弱っている安倍なら倒せると、テレビに引っ張りだこの俺様なら党員票で今度は圧勝して総理になれるという考えがあるのでしょう。

総裁を狙うと公言しているのに野田聖子もいます。
現内閣では総理に大臣ポストを聞かれた時に総務大臣を希望したためにいま総務大臣をやっています。

ですが、野田聖子も総裁選のために地方演説行脚を3月から始めており、
総務大臣としての仕事をほっぽり出した状態となっています。

これはブログ主の個人的な考えなのですが、与えられた仕事が本当に向いていないものだったのなら別ですが、
(これは向いていない仕事を与える方に問題があるのだから)
与えられた仕事をまともにやらない人が大きな仕事を実現する事などできないと考えています。

ちょっと話を逸らします。

福田内閣の時にサブプライムローン問題が爆発しそうで水面下で回避策を模索していた米国側に日本の外貨準備金で支えちゃいますよ的な空約束をしてきた大臣がいました。

渡辺喜美です。

これを知って福田康夫は8月に急遽内閣改造を行って渡辺喜美を閣僚から外しました。

一方、米国側はリーマンブラザーズの破綻はもうカウントダウン状態で、
四の五の言っていられる状態ではありませんでした。

一度美味しい話をして期待をさせた以上、米国側が要求をあきらめないのは当たり前で渡辺喜美を外したところで収まりませんでした。

そこで福田康夫は総理を辞任して空白期間を作り、米国からの窓口を閉じました。

9月10日に自民党総裁選が告示され、自民党総裁選が行われている最中の2008年9月15日、あのリーマンショックが起こりました。
その7日後の9月22日に投開票が行われ総裁に麻生太郎が選出されました。

麻生は当初閣僚に渡辺喜美を入れようと考えていたようですが、福田康夫からの引き継ぎで状況を把握、麻生内閣で閣僚間違い無しとすでに報じられていた渡辺喜美はこんどはどの大臣かと期待していたことでしょう。

ですが、麻生は渡辺喜美を選ぶ事はしませんでした。

これを逆恨みした渡辺喜美は麻生内閣発足直後から麻生内閣批判を始めました。

これに目を付けたのがマスゴミと小沢一郎でした。

マスゴミは「次の総理にふさわしい人アンケートNo.1」といういつものでっちあげアンケートで渡辺喜美をトップにして煽りました。

自民党を割って今すぐにでも政権を奪いたい小沢一郎は渡辺喜美をけしかけたのでしょう。渡辺喜美が民主党を持ち上げながら麻生内閣批判という事をやり出しました。

そして渡辺喜美は国会審議中で麻生が国会の方に出席していることを確認してからテレビカメラとともにアポ無しで総理官邸に直訴状を持って行って今すぐ会わせろとごねて警備に断らせるパフォーマンスを行いました。

このときの警備は
「お会いになりたいのであれば国会に出席していますのでそちらへ」
と言っていたようです。

マスゴミにとってはあまり美味しい台詞では無いので編集ではカットされたようですが。

渡辺喜美は底の浅い自民党批判のパフォーマンスを繰り返し、自民党を割ろうとして離党しましたが、誰もついてきませんでした。

そこで当時無所属だった江田憲司ととりあえず手を組んで、みんなの党を立ち上げました。

小沢一郎にとっては自民を割るどころか一人も連れてこれなかった渡辺喜美などにもう用済みで、みんなの党を相手にしなくなりました。

それでも渡辺喜美はあわよくば閣僚などのチャンスがあるかもと思っていたのでしょう。みんなの党は2009年の首班指名で鳩山由紀夫に投票して民主党に媚びました。

民主党政権を実現した小沢一郎は
民主党が永遠に政権に在り続ける為に
政権交代不可能な状態を作ることを第一としていました。
そこで下野した自民党をなんとしても分裂させようと動きました。

また、このときは鳩山邦夫がこの動きに呼応して自民党を内側から分裂させようとしていました。

ここでまた疑似餌に簡単に釣られる頭の軽いのが引っかかりました。
舛添要一です。

やはりこのときもマスゴミは「総理にふさわしい人アンケートNo.1は舛添要一」なんてことをやりました。

これで調子に乗ったねずみ男はやはり自民党を割ろうとしました。
舛添要一本人には新党を立ち上げるお金がありませんが、自民を分裂させて兄の民主党政権を絶対の物にして、民主党に合流しようと企んでいた鳩山邦夫が背後で動いていました。

アンケートで人気No.1、そして党を割る為の工作資金は鳩山邦夫がいる。
これでねずみ男はさぁ自民を割るぞとやってみたものの谷垣総裁は自民党内を固めており、2010年3月に鳩山邦夫が離党を余儀なくされ離党。

ともに離党するのではないかと思われた議員達はだれも付いて来ず、翌4月には舛添要一も一人寂しく離党という形になりました。

ここで石破茂に話を戻しましょう。、
ここのところのマスゴミの持ち上げっぷりと、石破はマスゴミの世論調査という名の世論操作を鵜呑みにしたのでしょう。

ですが2012年とは状況が違います。

石破茂は第二次安倍内閣以降は幹事長としても大臣としても実績どころか
党の足を引っ張って来ただけなのに、本人は調子に乗って安倍首相を後ろから撃つ事を繰り返し続けてきたため、党内からの評判がかなり悪化しています。

さらにマスゴミの支配力が低下してきているため、石破茂があてにしているであろう党員票でも今度は負けるでしょう。

渡辺喜美、舛添要一と同じです。

マスゴミに持ち上げられ、自身を客観的に見る事ができず自爆する。
石破茂もまた同じ、マスゴミから見れば「ちょろいカモ」でしかないでしょう。

だいたい、石破茂も野田聖子も「総理になりたい」というだけです。

こういうことをやりたいから総理になる必要がある。
というものでなければまともな仕事など成せないでしょう。

手段が目的になっているんですから
総理という肩書きがよっぽど欲しいのでしょう。

民主党の「政権交代」もそうでした。

政権交代というのは手段であって目的ではありません。
ところが民主党の連中は誰一人そのことを理解していませんでした。

手段と目的の違いがわかってなかった連中が本来は手段でなければならないはずの「政権交代」を目標にして選挙に勝って政権交代を達成してしまったため、民主党が政権発足と同時に崩壊が始まったのは必然だったと言えます。

総理になることが目的の輩が総理になれば国民が不幸になります。

事実、政権を取る事が目的の民主党が政権を取って、外交、安全保障、経済、あらゆる方面で日本を不幸にしました。

今度の総裁選挙では
テレビを見て石破に投票するなどという情弱自民党員がどれだけ少なくなっているか、「テレビを真に受ける層がどれくらい減ったのか」
の指標に使えるかもしれません。

あと4ヶ月ちょっと先の話ですけどね。

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