「日本への感謝はないのか」

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2018年3月28日、複数の中国メディアは、北海道の雪山で遭難して救助された中国人男性が中国領事館に感謝の手紙を送ったと伝えた。しかし、その内容に中国のネットユーザーから批判の声が上がっている。

3月19日、旭岳のロープウエー職員から「中国人スノーボーダーが行方不明」との連絡が地元警察にあり、8時間に及ぶ捜索活動の末に男性は発見、救助された。記事は「札幌の中国領事館が速やかに日本と連絡を取り、救助要請を出した。救助された男性はその後、領事館に感謝の手紙を送った」と伝えた。

男性は手紙の中で「途中でコースを間違えた事に気付いた。軽装備のために身体はすっかり冷え切って、夜には身体が震え出して眠くなった。もはやこれまでと遺言を録音し始めたときに、救援の笛の音が聞こえた。

叫んだが気づいてもらえず絶望したが、程なくして再び笛の音が聞こえ、一筋の光が見えた。大声で叫ぶと反応があり、ついに救助された!」などと経緯を説明した。

そして「われわれの背後には偉大な祖国があり、人の救助を第一にすべしと日本の警察に圧力をかけてくれました。救助隊の到着があと30分遅かったら、彼らは遺体を見ることになったでしょう。

札幌の中国領事館には最も誠意ある感謝を示します。もし領事館が私のために貴重な救助の時間を勝ち取ってくれなかったら、私はもうこの世にいなかった。1人の中国人として、国を誇りに思います」と記したという。

しかし、この手紙の内容が伝えられると、中国のネットユーザーからは批判の声が上がった。

「何だよこれ。何が中国政府の圧力で日本の警察が救助しただよ。(日本の)警察が全力で救助してくれたからあんたは生きて帰れたんだろう」

「中国に誇りを感じるのはいいが、救助してくれた日本の当局に対する感謝の言葉が一つもないのが実に残念。同じ中国人として恥ずかしい」といった声が寄せられた。

他にも「領事館の功績は確かにあるが、どう考えたってあなたを救ったのは日本人。そもそも圧力なんかじゃなくて、人道主義的見地から頑張って助けてくれたのに」「日本の素早い反応、正確な測位、救助技術に対する感謝はないのか」「なんで税金でこんなヤツの救助をしなきゃいけないのか。

捜索と救助にかかった費用は自分で払え」など、批判の声が寄せられている。

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