「干支(かんし)のお話」

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元旦に、今年「戊戌の年」は、強力な武器でこれまでの価値観が打倒され、新旧交代が促進される年であると書きました。

「戊戌」の「戊」も「戌」も、どちらも武芸の達人でなければ使いこなせない斧槍を意味する象形で、その年は、良くも悪くも斧槍を持った武人の軍団が新しい価値観をもって、これまでの60年間支配的だった価値観を打ち倒す年となるというのがその骨子ですが、もう少し詳しく掘り下げてみたいと思います。

去年までの動きは、新しい価値観が台頭する一方で、旧来の価値観が衰退する流れでした。

昨年の「丁酉(ひのととり)」の年というのは、まさにそのブレイクスルーポイントであったわけです。

これは、「丁」が釘の象形で組み合わせた木材を安定させ、「酉(とり)」が徳利(とっくり)の象形で稔りと成熟を意味することから、そのように読めるわけで、まさに新しい価値観が古い価値観と、新旧交代したわけです。

その意味で、昨年の元旦には、
「今年(2017年)の動きが、国も個人も、今後の60年を支配することになる」と述べさせていただきました。

要するに昨年はブレイクスルーポイントにあたる年であったわけで、今年は、それが加速されるわけです。

それが「戊戌(ぼじゅつ)の年」です。
「戊戌」は、「戊」も「戌」も、どちらも「斧槍」を意味しますから、武芸の達人が複数、斧槍を手にして立ち上がっているわけで、古い価値観は、強力に打ち破られていくのです。

その古い価値観は、これまでの60年間を支配した価値観です。

そこには、富と財力と権威が蓄積され、これに基づくヒエラルキー(社会階層)も持っています。

一方、新しい価値観には、まだ富も財力も権威も社会階層も確立していません。

にもかかわらず、新しい時代の流れの加速は止まらなくなります。

その意味では、今年は繁栄を手にする者と、滅亡していく者と、世の中が両極端に分かれることになるわけです。
よくある干支占いは、「戊戌の年は、そういう年だ」と説きますが、ねず式は、単に漢字の持つ意味の解読ですけれど、不思議なことに同じ結論に至ります。

古いもの、つまり在日特権や左翼思考、反日思考は、次々にその正体が暴かれ、これにしがみつく者は、地位も名誉も財も数年のうちに失うことになります。

これは必ずそうなります。
なぜなら、良くも悪くも、新旧交代だからです。
それは、必ずしも良くなることばかりを意味しません。

60年前には、中共や北朝鮮が「理想の楽園」ともてはやされました。
それが60年かけて、実態が暴かれ、もはや世界中で彼らは信用をなくしつつあります。

日本国内では、60年前にすべてが万事、反日化、左傾化、インスタント化(簡略化)というレールが敷かれました。
それに与(く)みした者は、人も企業も政治家も、まさに我が世の春を謳歌しました。

けれど、その実態が暴かれ、いまや彼らは世間の信頼を失いつつあります。

この60年が、世の中が悪い方向に振れたなら、これからの60年は、何が何でも良い方向に振れてもらわなくてはなりません。
その動きがどのような方向に向かうのかは、昨年の干支がこれを象徴しています。

昨年反日左翼は、「もりかけ」で自民の首を取ろうとしましたが、北の脅威が迫り、与党は信頼を回復し、自民は衆院選で圧勝しました。

野党も、民主党は民進党と党名を変えてまで生き残りを図りましたが、これも分裂に至り、頽勢は誰の目にもあきらかです。

いまだに国会では、その野党が「もりかけ」にしがみついていますが、すがればすがるほど、彼らは今後ますます世間の信用と信頼を失っていくことになります。

ただし、ひとつ注意があります。
新らしい時代に適合した人たちは、もちろん新時代の立役者となるのですが、ここに重大な落とし穴があることを忘れてはならないのだと思うのです。

これまでの60年は、ある意味、欲望と破壊の60年です。
次の60年は、おそらく愛と建設の60年となるであろうと思います。
日本は「シラス(知らす、Shirasu)国」を取り戻すのです。
それだけに、傲慢や慢心に陥ってはならないと思うのです。

「戊戌」は、斧槍を意味します。

しかし先だっても書きましたが、では我が国において、旧来の特定権益者たち1500万人を、ロシア革命やChinaの文化大革命さながらに、皆殺しにするのでしょうか。

我が国にそのような非道の文化はありません。

つまり、私たちは、堂々と真実を述べ、堂々と本来のあるべき日本の姿を語り、それを国の内外に向けて発信し、そうすることで、誰もがそれによって得ることのできる愛と喜びと幸せと美しさのある、豊かで安心で安全な社会を築いていく。

そこを一歩でも踏み間違えたら、途端に神々の怒りに触れ、滅びの道をたどることになるということです。

最後に「新時代を生き残るヒント」を申し上げたいと思います。

60年前の戊戌の年の日清のチキンラーメン登場以降、我が国の世の中は、「簡単、便利、インスタント」がモットーとなってきました。
各家庭からは、早朝に台所でまな板に包丁を当てる母の音色が消え、もっぱら簡単便利が世の中の中心となってきました。

ところがこの10年来、それとはまったく別な、新たな動きが誕生しています。

それが「かわいいお弁当」で、様々に工夫を凝らしたお弁当に関する雑誌は、猛烈な販売部数を誇っています。
この「かわいいお弁当」は、母の子への愛情がなせる技です。

つまり、新時代のキーワードは、「かわいらしい愛の表現」となるものと思います。

企業において商品開発をご担当されている方、デザインを担当されている方、あるいは子育て中の方など、今年以降の新しい時代のヒントとして、「かわいらしい愛の表現」をキーワードにご検討を進めてみられたらいかがでしょうか。

また、ブログやFacebook、TwitterなどのSNSにおいても、愛を前面に打ち出す者が、今後の新しい時代の勝利者になっていくものと思います。
対立ではないのです。

愛です。

愛によって、互いによろこびと幸せを得る美しい世界。

身近なところでその愛を表現できたら、それは幸せを招くものとなると思います。

それがこれからの60年を支配するキーワードです。

ねずさん

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