「無秩序」

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東アジアを“無秩序”にした日本国憲法 北朝鮮に侮られ、中国は尖閣奪おうと連日包囲

尖閣諸島・魚釣島周辺で領海侵犯した中国船(中央)と、警戒に当たる海上保安庁の巡視船など

ドナルド・トランプ米大統領の5カ国にわたった「アジア歴訪」は、アジアといっても、北朝鮮危機の行方が、アジアにとって最大の問題であることを、改めて示した。(夕刊フジ)

トランプ氏は日本に2泊して、手厚い歓迎を受けた後に、韓国に1泊し、中国に2泊した。

小さなことかもしれないが、韓国と中国の国賓晩餐(ばんさん)会で発表された献立(メニュー)に、注目したい。

ソウルの晩餐会では、不法占拠している島根県・竹島(韓国名・独島)のエビを供した。竹島を盗んでいるから盗品だ。

他方、北京の人民大会堂における晩餐会では、中国が不法に7つの人工島を建設し、内海にして支配しようとしている南シナ海の魚が供された。

韓国と中国の歴史は、王朝が興っては滅び、政敵の食物に毒を盛って葬ってきたものだ。品位のない国であることを示している。韓国、中国は油断も隙も、あったものでない。日本だけが真っ当な国なのだ。

北朝鮮危機がいつ爆発するか分からない。日本がある東アジアは、アナーキー(無秩序状態)にある。

枝野幸男代表の立憲民主党を支持した「専守防衛」を信仰している人々は、これまで憲法第9条が日本の平和を守ってきたと信じていよう。だが、東アジアをこのような無秩序状態にした最大の原因は何だろうか。

日本国憲法である。

もし、日本がサンフランシスコ講和条約によって独立を回復した後に、“マッカーサー憲法”を改正して、日本より経済規模が半分しかない英国か、フランス程度の軍事力を整えていたとしたら、弱小国にしかすぎない北朝鮮によって侮られることはなかった。

英国とフランスの経済規模を足すと、ちょうど日本と並ぶ。両国は核武装しており、それぞれ空母や、核を搭載した原潜を保有している。

そうであったとしたら、北朝鮮が日本列島を試射場のように使って、頭越しにミサイルを撃つことはなかった。

中国が隙あらば、沖縄県・尖閣諸島を奪おうとして、重武装した海警船によって、連日包囲することもなかったろう。

一体、「平和憲法」が、どのようにして日本の平和を守ってきたのだろうか。英国、フランスを手本にしたい。

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