「暴露されたらアウト」

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中国共産党の次期最高指導部メンバーが決まる党大会を約半年後に控え、各派閥による権力闘争が白熱化している。そうした中、習指導部にとって恐ろしい人物が現れた。

米国亡命中の元実業家、郭文貴氏である。習近平氏が主導する反腐敗キャンペーンでほとんどの財産を失い、中国国内に残った家族も拘束された郭氏は、4月頃から海外の中国語メディアなどの取材に応じ、共産党指導者らのスキャンダルを次々と告発し始めたのである。

英国人設立の民間経済研究所、胡潤研究院が発表した2014年の長者番付で、個人資産155億元(約2500億円)を所有し中国74位の富豪だった郭氏は、数多くの共産党高官と親密な関係にあり、最高指導部の内部事情やその関係者が不正蓄財する手口などを熟知しているという。

「(党中央規律検査委員会書記)王岐山のおいが海南航空から巨額の資金を借りて、海外で不動産と証券を買いあさっている」。こうした情報が郭氏の口から次々と発信されている。

一連の証言の中で特に衝撃的だったのは、習氏が数年前から腹心を使って、反腐敗キャンペーンを主導する王氏の経済問題をひそかに調査していることだ。郭氏はその担当者から直接相談を受け、海外にある王氏の親族の資産を調べたことがあるという。この証言が事実なら、同じ太子党グループに属し、盟友といわれる習氏と王氏の親密さは虚構であることを意味する。

北京の人権活動家は「郭証言の信憑(しんぴょう)性についてコメントする立場にないが、習指導部をここまで本気にさせたことを考えれば、かなりの部分は真実だろう」と話す。

郭氏は今、家族の安全を考慮して言えないことは多くあるとしている。党大会までの第2、第3弾の告発で、習氏や家族に関するものがあれば、共産党が大混乱に陥る可能性もある。

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