「西部劇」

画像の説明
西部劇によく出てきますが、生意気な者同士がガチンとぶつかると、「お前、ガンを抜け!」と言うのです。銃に先に手をかけたほうが悪いのです。それを殺した奴は無罪です。「こいつが先に抜いた!」と見ていた人達が証言すれば、撃ち殺した奴は無罪です。

これがアメリカの文化です。アメリカは貴族が入っているわけではありません。ヨーロッパ諸国の浮浪者や、詐欺師や、ならず者、そのような連中が船に乗りアメリカ大陸へ行ったのですから、貴族が持っている高級な文化は何もありません。アメリカ人は野蛮です。

それで造ってきたのが今日のアメリカです。基本は西部劇です。今はアメリカが反対に脅かされています。「アメリカやってみろ、ほれ、来いや!」と、逆に金正恩が挑発しているのです。「アメリカよ、早く撃って来いよ、遠慮はいらないぞ!」と挑発しているのです。アメリカはそれを言われて頭にきていると思います。

しかし、アメリカも先に攻撃するわけにはいきません。アメリカは空母艦隊をそろえて準備万端ですが、やはり世界が見ているから先に攻撃するわけにはいきません。アメリカの伝統はそうです。真珠湾攻撃も先に日本に手を出させて、後から叩くのです。スペインと戦争をしたときもそうなのです。アメリカは先に相手に手を出させるのです。

ベトナム戦争でも先に自分の船を沈めて「やられた!」と言ったのです。必ずそれをやります。今回のシリアの問題もそうです。あれはアメリカがやったと言われています。やらせです。直接やったわけではありませんが、イスラエル軍の毒ガス兵器でやったのです。それを「アサドが自国民をやったのだ」と言っているのです。

アメリカはお家芸のマッチポンプです。この教訓から見てみると、北朝鮮とアメリカはお互いに「ぬけ!」と言っているのです。日本にもし核攻撃があった場合は、先制攻撃です。だから、無いと思ってよいのです。

何も北朝鮮を攻める用意もしていない日本に核兵器を撃ち込んだら、これは先制攻撃の対象ですから、全世界もそれを納得します。北朝鮮は滅ぼされてしまいます。すると中国は怒るだろうし、ロシアも怒るだろうし、北朝鮮は滅茶苦茶になってしまいます。だから、日本に核兵器は飛んでこないのです。

アメリカがもし、総攻撃を開始してもこれは通常兵器です。核を使ってしまえば早いのですが、やはり通常兵器を使います。通常兵器を使って「おいで、おいで」をするのです。一斉攻撃をやると評判が悪いから、シリアの空爆のようにトマホークを飛ばして、バンバンとやって、「大戦争になった」と言わせないことです。限定的に攻撃するのです。

すると北朝鮮は「やられた!」と思います。北朝鮮は自分が先に抜けばやられることを知っています。だからなかなか抜きません。日本に核は飛んでこないと思ってよいのです。

日本に核が飛んできたら、世界が怒ります。「やりやがったな!」と一挙にやられる可能性があるから、そんな危険なことはしません。僕もそう思います。やるならば、通常兵器です。それで誘導するようなことをお互いにやっていくでしょう。

北朝鮮が頭にきて待ちきれなくなったら、韓国を攻めるでしょう。日本に来ないで、韓国を攻めるでしょう。韓国の米軍基地は狙いません。米軍基地を狙うと報復が大変だから、基地を外して、韓国に南進するでしょう。その場合でも「やられた!」と言えば、大戦争になります。「やられた、報復だ!」と言って、ドーンと韓国に飛んできても日本は大丈夫ですが、これも難しいのです。

北朝鮮は南進できないのです。韓国に300発や400発の大砲を向けていて、いつでもソウルに届いてしまうのです。やればやれるのですが、やらないのです。それもないのではないかと思っています。

要するに金正恩が行き詰ってしまい、どうしても戦争しないと格好が付かないというギリギリに追い詰められてやったにしても、それは韓国の38度線を南進するくらいでしょう。北朝鮮は、できるだけアメリカを刺激しないようにやるでしょう。だから戦争は小さい規模です。

大戦争をやればアメリカを刺激してしまいます。小競り合いはあるかもしれませんが、大きな戦争にはならないでしょう。そのように思ってよいでしょう。

それは金正恩が正常な場合です。金正恩が毎晩喜び組40人に囲まれて、浴びるほど酒を飲んで覚醒剤で頭がおかしくなってきて気が狂ったならば、正常な判断はできません。「やっちまえ!」となった場合は、日本に核が降ってくる場合もあります。

正常な頭脳ならば、膠着状態で戦争はできません。朝鮮人は見栄っ張りで、どこまででもつっぱってきますが、戦争になると逃げてしまいます。

李承晩大統領も逃げてしまったのです。いきなり攻撃が始まると、後ろを向いて逃げてしまうのです。それは今でも変わりません。朝鮮人は偉い人から逃げてしまうのです。

アメリカは金正恩の亡命先をもう用意してあります。孫子の兵法いわく「囲む師は必ず闕(か)く」という戦法です。皆さん知っているでしょうか? 周りを囲み敵を攻めると敵の逃げ場がありません。すると相手は死にもの狂いになってかかってくるから、一つだけ逃げ道を開けておきます。するとギリギリまでくると命が欲しいから、「あそこに行けば助かる!」と思うと急に戦意がなくなってしまい、ダーと逃げ出すのです。1カ所だけ逃げ場を開けていくのです。

アメリカはたいしたものです。もう金正恩の亡命先を用意してあります。「そちらへどうぞ」と、フランスにお城を買ってあるのです。最後のギリギリになると金正恩も命が惜しいから、「フランスへいっちゃおう!」となると、北朝鮮が崩れます。それが一番良いシナリオです。

評論家は、米軍の攻撃は「今日だ」「明日だ」と騒いでいますが、米軍の北朝鮮攻撃はないだろうと僕は思っています。世界から眺めて見てください。北朝鮮はまだ何もやっているわけではありません。戦争しているわけではありません。アメリカが先制攻撃をして、北朝鮮を全て壊してしまったら、アメリカは非難されます。まぎれもないアメリカの犯罪になってしまいます。それはできません。やはり相手に抜いてもらいたいのです。

「抜け、小僧!」とやっているのですが、小僧もわかっているから、「お前が先に抜け!」と言っているのです。北朝鮮は「アメリカが北朝鮮を攻撃したとたんに、アメリカは原爆攻撃されるのだ!」と言っているのです。

そのようなことを言うのは気が小さいのです。「抜け!」といいながら、抜いた瞬間に「お前の国はなくなるぞ!」とアメリカを脅しているのです。これはハッタリです。そんなことをお互いに言っている間は戦争にはなりません。みせかけ、ハッカリです。どんなに航空母艦を集めても、アメリカは「行け!」とは言えません。

アメリカは北朝鮮を攻撃したいだろうけれども、相手が抜いてくれないと攻撃できません。今の段階では、そのような戦争です。「抜け、小僧!」「抜け、ジジイ!どっちが早いかやったるか!」という話をしているのです。

徒然日記
 

コメント


認証コード2928

コメントは管理者の承認後に表示されます。