「平和は何処に」

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馬渕睦夫さんは元ウクライナ大使です。この人は政界の裏事情をよく知っています。「北朝鮮の問題の本質はアメリカだ」と言っています。我々のような庶民が言うのではなく、外交の任務に携わってきた人が言うのですから、重みがあります。

陰謀論でもなければ何でもありません。原因はアメリカです。アメリカは北朝鮮にドル箱を置いておきたいのです。ドル箱とは、北朝鮮が暴れることです。原爆を製造することも暴れることです。

サリンをつくることも、VXガスをつくること、ミサイルを造ることも暴れることです。暴れる装置を北朝鮮につくっておきたいとアメリカは思っているのです。

中東には中東の火種があるけれども、東アジアの火種は北朝鮮しかありません。いきなり中国に火種をぶつけたら相手が大きすぎます。ちょうどよい小僧が暴れているのが北朝鮮です。「すべての工作はアメリカが行ってきたのだ」と馬渕さんは言っています。

むしろ、「イスラエルと組んで原爆の開発に力を貸したのも、裏でのCIAの仕事であったのだろう」とも言っています。アメリカの怖さはここです。裏と表が違うのです。軍産複合体(Military-industrial complex)は、10年に1度在庫が貯まってきます。

10年に1度兵器が古くなって、在庫が貯まってきます。すると在庫一掃セールをやらなければいけません。どうしても戦争をやらなければいけないのです。期限は10年です。20年にわたって在庫を貯めることはできません。どうしても貯めた武器を使わなければいけません。

武器を使うためには理由がいります。これが中東、北朝鮮の火種です。暴れるだけで周辺諸国に武器を売ることができます。韓国に配備されるのはTHAAD(サード)です。日本は、オスプレイを購入しました。アメリカは莫大な儲けです。

北朝鮮が安定してしまうと困るのです。そうはいっても変な現象になってきたのです。北朝鮮は200~300キロの範囲内に飛ぶロケットを持っているぶんには構いませんが、生意気にもICBMを造り、「アメリカ本土撃ち込む」ということは、許容範囲を超えています。アメリカは、そんなことまで許した覚えはありません。

しかも、北朝鮮は「潜水艦に積んでアメリカに核兵器を撃ち込む」と言っています。そこまでやったら、やりすぎです。北朝鮮は暴れる雰囲気だけだしてくれればよいのです。

馬渕さんは「今回は、北朝鮮の攻撃はないだろう」と言っています。青山繁晴衆議院議員は、「すべて用意されている」と言っています。ということは、戦闘が行われるということです。もう放っておけません。しかも、金正恩は人殺しだとわかったのです。平気で身内まで殺します。側近もゴミクズのようにどんどん殺しています。

お兄さんの金正男も殺されました。防犯カメラに生々しく襲撃の映像が映っているのです。むしろ、金正恩は人殺しを楽しんでいるようです。アクビしたとか、目をそむけたとか、挨拶が悪いとか、そんな理由で軍の最高幹部を粛清してしまうのです。

こんなことを続けていけば必ず内部から「ブルータスおまえもか!」となってしまいます。こんなことは話をすることもできません。「金正恩の動きを止めようではないか」と言っただけで死刑になってしまいます。

相談した相手が密告しないとも限りません。金正恩にバレたら、「呼んで来い、処刑する!」と言われてしまいます。怖くてお互いにそんなことは言えません。集会所に行くときには拳銃や武器を調べられるので、軍人は武器を持っていけないのです。

金正恩は150人も処刑しているのですから、もうじき200名を超えてきます。300~400人と処刑されてしまうと、怖くて誰も何も言うこともできません。場合によっては恐怖でオシッコをおもらししてしまう奴もいるかもしれません。

そのような状況になると空気が出来上がってくるのです。だんだんと重苦しい空気がのし上がってきて、「コノヤロウ!」と思っても目つきに出してはいけません。目つきに出してしまったら「なんだ、その態度は。処刑だ!」と言われてしまいます。恐ろしい社会です。

笑って歯を出しても「バカヤロウ、汚い歯を出すんじゃない。処刑だ!」と言われてしまいます。恐ろしい社会です。そんな緊張した社会は長く維持することはできません。やがては、放っておいても内部から殺されるでしょう。

その時に「やれ!」ということを一言もしゃべれなくても、ずしりと重い空気がみんなの中に伝わってくるのです。そのうち一人が飛びかかってやってしまうのです。カエサルもそうでしたが、1人が飛びかかると一斉にみなが飛びかかるのです。そして独裁者を葬ってしまうのです。そうせざるおえないと思います。

アメリカも我慢の限界です。「遊ばせておいたけれどももうダメだ。兄を殺したことを見ても、ただ者ではない」とわかります。米軍は北朝鮮を殲滅させてしまうと火薬庫がなくなってしまうから多少はのこして、首の皮一枚でとどめておくことが、米軍の斬首作戦の一番難しいところです。

首の皮一枚ということは、金正恩は殺されてもよいのですが、国家が崩壊することは止めなければいけません。国家が崩壊すると、どうしても中共が出てきます。それは困ります。だからクビの皮一枚で残すのです。だから、「斬首作戦」と言うのです。金正恩の首だけ取ればよいという作戦です。

もし、そんなことができても軍産複合体(Military-industrial complex)は、たいした武器消費にはなりません。大戦争にならないと武器は消費されないのです。次の戦争は対中国です。中国を戦争に引きずり込めれば、相当多くの消費が見込まれます。

これがアメリカの本質です。軍産複合体(Military-industrial complex)、これがある限りアメリカは戦争をし続けるのです。アメリカ経済は戦争がなくなれば終わるのです。戦争をやめるわけにはいきません。

そのように思ってアメリカと付き合わなければいけません。「アメリカは良い国」「日本を誉めている」など、とんでもないことを言うのではありません。なにしろアメリカ人はウソつきだから困ります。

南スーダンで自衛隊員は何人も死んでいるのです。ヒゲの佐藤隊長がイラクから帰ってきたときは、事故と自殺が35人です。戦死は一人もいないことになっているのです。ですから「自殺しました」と言うのです。軍人が戦地で自殺するわけがありません。自衛隊員が35人もいないのです。

それも稲葉大臣の発言であきらかになったのです。稲葉防衛大臣は「誰も戦死者はいません」とウソを言っているのです。自衛隊員の日報には「大変な戦闘にまきこまれた」と書いてあるのです。それを国会に提出しろと言われていたのです。

「憲法の関係上、戦闘だと日本は軍を引かなければいけません。だから、戦闘はなかったのだ」と稲葉防衛大臣は言うのです。そんな説明があるのでしょうか。

この考え方は『失敗の本質』という本に書いてあります。戦闘だと言えば引き上げなければいけません。だから「戦闘ではない」とごまかしたのです。稲田防衛大臣は、言葉を「戦闘」から「衝突」と置き換えたのです。

このような中で日本は北朝鮮を睨み、ウソつき韓国を相手にして、中国と睨み合い、ロシアのプーチンを敵にまわして、アメリカもすべて敵です。

憲法問題はこれでもう破れてしまったのです。みんな敵同士です。

憲法には「平和を愛する諸国民」と書かれていますが、誰も平和など求めていません。ロシアは戦後日本に侵略戦争を仕掛けた張本人です。中国も自国民を1億人虐殺しています。北朝鮮は無実の人を殺して日本人を拉致しています。平和を愛する諸国民ではありません。

そのような場合、憲法は廃棄です。「現状に合わないから憲法を廃止します」と言えばよいのです。憲法は自分達に与えた憲法です。そんなものを守って国が滅びたらどうするのでしょう。ストッパーになっているのは主権者の天皇だったのです。

それも天皇は主権者ではないのですから「憲法を廃止します」と言えばよいのです。「我々は憲法に関係なくあらゆる安全を考慮して自由に行動します」と言えばよいのです。誰も文句は言えません。他所の国に文句は言えません。

我々の憲法はもうありません。廃棄しました。これからは自由です。我々に縛りをかけていた憲法はもうありません。「これから我々は自由に行動します」と宣言すればよいのです。
 
徒然日記

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