「連日の韓国政界批判」

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韓国大統領選:不出馬の潘氏「韓国の政治家は井の中の蛙」
「誰が大統領になっても同じ」

潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が、次期大統領選への不出馬宣言から一夜明けた2日、ソウル市内の自宅前で記者団の取材に応じ「政治がこのままでは誰が大統領になっても同じだ」と韓国政界を批判した。潘氏は韓国の政治家を「井の中の蛙(かわず)」だとして「外から韓国を見ると全てが丸見えなのに、とりわけ政治指導者たちは(問題を)見ることができていない」と非難した。

潘氏はこの日午前9時30分ごろ、すっきりとした表情で家を出た。前日に面会した際に荒々しい言葉を連発した与党セヌリ党の印明鎮(イン・ミョンジン)非常対策委員長については「握手もし終わらぬうちに『保守主義者なのか、進歩主義者なのか』と聞かれ、驚いた」とした上で「こうしたことを二分法ではっきりと区別すれば、結果的に国民を二つの陣営に分けることになる」と述べた。

潘氏はまた「(進歩的保守という表現について)批判があるが、私には(その批判が)理解し難く、そうした批判が続けば続くほど韓国は分裂が進む」と指摘した。

潘氏はソウル市麻浦区のオフィスに移動し、選挙陣営のスタッフ約20人と昼食を共にした。潘氏は取材陣に対し「政治指導者たちが(相手の)あら探しに血眼になるような状況は望ましくない」と話した。

潘氏はこの日、今後共感できる候補がいれば支援するかとの質問に「政治活動は韓国にいる間は控えようと思う」と述べ、中道的な立場で選挙戦を見守る意向を示しながらも「大韓民国の政治文化を変えなければならないことを折に触れて強調し続けたい」と話した。

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