「国会」

画像の説明 さて、今国会には非常に重要な法案が出ています。

社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律案

長ったらしいですが
来年4月1日に消費税が引き上げられてしまうのを二年先に伸ばすというものです。

村田R4の舵取りをしている野田佳彦はこの法案に反対の姿勢をはっきりさせています。

野田佳彦としては2回も消費税の増税をさせれば、
経済は悪化し、国民の不満が爆発して自民党は再び下野させられる。

だからまた政権を奪うことができる。という事をおそらく勝栄二郎に刷り込まれたのでしょう。
消費税増税法案を強行し、野党転落後は一貫して自民に対して消費税を増税しろと言い続けてきました。

しかしながら、選挙になるとそのことを封印どころか消費税先送りはやむを得ないという言い方で自分から票が逃げないようにしています。

これを卑怯者と呼ばずしてなんというのでしょうか?人生をセコく無駄に生きてきた野田佳彦ならではの発想でしょう。

当然、安倍内閣で消費税を再び増税させて景気を悪化させてそれを「自民党が政権から降りればバラ色の未来があるぞ」とまた政権を取れるという考えがあるのでしょう。

もとより、民主党の頃からのこの戦術は小沢一郎が徹底させたもので徹底的に国政運営を妨害することによって国民生活を悪化させその不満を与党批判に転化させるという目的で小沢一郎は徹底的に審議拒否を続けていました。

それで政権を取れたので今の民進党(偽)は徹底的に邪魔をすることだけが国会戦術となっています。

その邪魔をしているという事実をごまかすために野田佳彦が考えたのが「提案型」です。
提案という言葉を使うだけで実際には何も提案していないのに提案しているようにマスゴミにMAD映像を作らせるというものです。

兎にも角にも、景気の足を引っ張ることで与党を倒そうというのは江田憲司も枝野幸男も、とにかく民進党(偽)の連中の統一した考え方です。

ですので連中は安倍首相にひたすら消費税を増税しろと言い続けました。

与党の政権運営がうまく行ってしまっては不満を煽ることができませんので、日本では徹底的に与党の邪魔をすることに特化した形ですが、この野党の愚行をマスゴミが叩くどころか褒めてきたおかげで
この野党の行動が問題のないものとなってしまいました。

おかげで国会でまともな審議がほとんどないどころか、民進党(偽)は徹底して国会審議を邪魔することだけが国会活動となっています。

TPPがーなんて自民批判しているのが民進党(偽)ですが、もともとTPPって基地問題等々で米国がお冠になってしまい、機嫌を取るために菅直人や野田佳が積極的に進めようとしてたものです。

しかも野田佳彦のときはオバマの機嫌を取ろうとして英語ができない野田のためにわざわざ文書にしてオバマに持っていきました。

ホワイトハウスは野田が持ってきた文書を「日本が文書ですべての品をTPPの交渉のテーブルに載せると提示してきた」と言質を取ったとばかりに即プレスリリースにアップしました。

国会で散々守るべきは守るとか言っていたくせに
米国の機嫌を取ろうと守るものも一切無視して交渉材料にしますよと売国をすることで機嫌を取ろうとしたのが野田佳彦です。

日本に譲歩した部分が多すぎるとして米国内でTPP反対という声が大勢を占めるようなそんな結果を出すほどの交渉をした甘利議員を批判する権利など野田佳彦にも、ましてや民進党(偽)の議員たちにもありません。

さて、今日は話のすり替えを取り上げてみたいと思います。

こちらの日経新聞の記事から。

【インフレ知らず悲観的…物価2%、ゆとり世代が壁 消費より貯蓄優先】

1990年代後半以降のデフレ下で育ってきた若者の消費がさえない。収入があっても貯蓄にお金を回しがちで、中高年が夢中になった自動車やステレオなど見向きもしない。日銀の物価2%目標のメドがいっこうに立たないのは、そんな「ゆとり世代」の冷めた物価観や消費行動が一因かもしれない。

記者は1993年生まれの23歳。バブル経済もインフレも経験したことがない。物心ついたころには街中に100円ショップが立ち並び…

消費税の8%への増税により個人消費がズドンと落ちてその影響はリーマンショックなんて軽く超えて未だに景気の足を引っ張っています。

財務省は消費税増税のせいと絶対に言わない、言わせないために様々な国際的な事象を景気減速の理由にこじつけています。

中でも特にひどいものに「悪天候が続いてたため」というものがあります。

そらまぁ天候だって一時的には景気に影響を与えるでしょうが、年単位での影響はどう考えたって別の理由によるところでしょう。

兎にも角にも財務省は今後のエンドレス増税のためにも消費税増税が犯人であるという事実を誤魔化そうとしています。

で、日経新聞に限らず、この財務省の意を汲んでなのか、景気悪化の犯人を最近は若者におしつけようとしています。

団塊の世代の雇用と高賃金を守るために労組は若者の派遣使い捨てを全面的に容認し、人件費を削る目的が達成できるので経団連は積極的に進めました。

これにより今日の派遣による使い捨てというのが横行するようになったと思います。

そして最近は自分たちおっさんどもは理解できないものはすべて若者に原因があることにしてやり過ごしてきたと思います。

ブログ主を含め、人間はある程度年を食ってくると、若者の行動についていけず、新しいものについていけないと感じることがあると思います。

たいていの場合は自分が知らない、ついていけない事柄を理解しようとするのが面倒くさいことに理由をつけているのだとブログ主は考えています。

たとえばマスゴミは何かあれば凶悪犯罪=オタクなどという印象づけを行おうとしています。

お前らの時代にはラジオ作りとかにハマったりしてただろ、今はいろんなサブカルが出てきてその人物がハマった対象がたまたまアニメだったというだけでしょ。

でおしまいです。

自分たちが理解できない事柄に対して、自分以外のところから理由を見つけ出そうした結果がオタクを犯罪と結びつけようとしたり、ロクな根拠のない若者批判なのだろうと思います。

かつて奥田硯が若者が車を買わないのはなぜなんだとほざいていました。

そしてマスゴミは今でも事あるごとに若者のXX離れなんて書いています。

奥田硯が積極的に進めたのは人件費カットです。
おかげで期間工なんて年収にして230万とかそういう次元でした。

この年収では車を積極的に買おうなんて思うはずがありません。

ユニクロの柳井が「努力が足りない若者は年収200万円を受け入れろ」なんていかにも強者の立場から偉そうにものを言っていますが、

ユニクロの安かろう悪かろうカジュアルを買っていたのはまさに低収入の人たちでしょうに。

そこを値上げして、人件費カットに努めて利益を再びあげようとして「安かろう悪かろう」から「悪かろう」だけが残って売上がダウンしてるんでしょうに。

自分たちが人件費カットで利益を上げてきて、さらに利益を上げるためにさらなる人件費カットだと考える。

そこで「若者は年収200万円だ。努力が足りない結果だ、受け入れろ」なんて言ってしまうんですよね。

お前らのところで働いている人間だってお前らのところの客なんだぞ。

しかも最もお前らのところの商品を身近に感じてくれるはずの客なんだぞ。

と言ってやりたいです。

若者のXX離れなんて言って問題をごまかしていますが、年収を下げられ続けて無駄遣いできる余力がほとんどなくさらに3社による価格カルテル発生中のスマホという金食い虫がいる状態で可処分所得が減っているのですから、

無駄遣いなんてしてくれるはずがありません。

マスゴミはなにかにつけバブル景気を目安にしますが、あんなもん気が狂ってるとしか思えません。
調子に乗ってF1のチームを持ってたのまで出て来るくらいでしたから。

若者が消費しないから景気が良くならないんだとか言われても消費するためのお金がなきゃ消費してくれません。

そこにきて個人消費をズドンと落とす消費税増税が来たのですから景気が良くならないのはむしろ当たり前でしょう。

国民の富の7割以上を持っている高齢層はどうかと言えば、彼らがむしろお金を使わない。

これで景気が良くなるはずなどありません。

若者に責任転嫁をしている連中はそれが最も楽な方法だからという自分たちの意識を反省すべきでしょう。

最近、ワタミなどのデフレ企業が息を吹き返してきています。消費税増税でそれだけ負の影響があったのだと解釈すべきでしょう。

確かに景気は「気」、気分の部分も大きく影響しますが、20年もの長きに渡ってデフレ不況が維持されてきたのです。

そしてその間経済紙ではデフレ経営者がひたすら持て囃されました。

金融工学を駆使したインチキで金を集めていたエンロンがフォーチュン誌で5年連続で最も革新的な企業として持ち上げていたように。

20年と言えば昔なら世代交代なんですよ。
だから伊勢神宮の遷宮は20年毎に行われているわけで、これ以上長くなったら技術の継承が危うくなる。そういう数字です。

20年間もデフレ思考を刷り込まれてきた中で育ってきたらそりゃ無駄遣いなんてしてくれませんよ。

いまだに人件費カット、コストカッターが優秀な経営者だと思い込むこの悪い癖が抜けないのだってある意味で当然なんですよ。

だからこそ、困ったら若者に責任転嫁することで
自分たちの責任を誤魔化そうなんてせずに、我々の世代でこんなふざけた風潮を打ち切らないと次の世代に失礼だ。そう考えるようにしてもらいたいものです。

次の時代を作るのは我々ではなく若者であり、その若者に少しでも良い世の中を作って引き継ぐのが本来のあるべき形だろうと思います。

なんでもかんでも「XXがー」とマスゴミの論調に乗っかって現実逃避するのは実に簡単なことではありますが、簡単なことに逃げれば逃げるほどそのおつりが返ってくるのです。

社会がー、自民がー、国民がー、若者がー。
そうやってなんでもかんでも責任転嫁して逃げ続けたらお前も民進党(偽)議員みたいな人間になるんだぞ!

子供にも大人にもそうやって躾けた方がいいと思います。

あ、ただ財務省が長引くデフレの犯人なのは間違いないので財務省とそのパシリのメディアや議員の主張には耳を貸さずにきちんと自分で考える事は必要です。

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