「考えなくっちゃ」

画像の説明 EUが音を立てて崩壊し始めた。EU諸国のリーダーたちは自分たちの多文化政策がいずれ失敗することを薄々予感していました。

ギリシャという怠け者のEU加盟国の債務問題を無理やり終息させたが、しかしギリシャ問題は欧州にとって悪夢の始まりにすぎない。難民問題でEUはギブアップ寸前に陥っています。

特にEU一の繁栄を誇ったドイツがメルケル首相の偽善ぶりで窮地に陥っています。最初、イタリア、ギリシャ、ハンガリーといったEUの外壁になっている国に、多くの難民が溜まっていました。

それを見たドイツのメルケル首相は9月の始めころ「ハンガリーから出られなくなっている難民を引き受ける」と安易に言ってしまった。メルケル首相は一時的に「人道的」であると賞賛され、ドイツ自身もつかの間ではあったが、自分たちの寛大さに酔っていました。

しかしアフリカ人が地中海をボロ船で渡ってくるとか、アラブ人がギリシャからバルカン半島を北上してくるだけでなく、シリア内戦で発生した約30万人の難民の多くがメルケル首相の言葉を信じてドイツを目指しました。

ドイツに続々と到着している難民は、オーストリアからドイツのバイエルン州に入る。オーストリアからのバスは、しばしば深夜に、それも予告なしに、何百人もの難民を国境に放置していきました。このやり方にドイツは激怒しました。

それに対してオーストリアは「ドイツは、難民を他のEU国に戻さないと宣言した唯一のEU国だ、それによって難民の数が爆発的に増えた。問題がここまで混乱したのはドイツのせいである」と反論しています。

他のEU諸国も「ドイツが受け入れてくれるなら、これ幸い」とばかり自分たちの国に入ってくる難民をどんどんドイツに移送し始めました。メルケルの寛大な言葉を信じた難民の数は爆発的に増えていきました。

メルケル首相が自分で蒔いた種でパニックに陥るまでに、長い時間はかからなかった。慌てて国境で入国審査を始めたが、しかし難民の流入はもう止められなかった。

EUの難民政策を定めているダブリン協定によれば、本来難民はEU圏に入ったら、その最初の国で難民を申請しなければならない。そして、その最初の国が登録や衣食住の世話などをしなければならない事になっています。

この規則では、難民が他のEU国を通過してきた場合、その国に差し戻してよいという決まりでしたが、メルケルは難民を追い返す事をしないと宣言しました。

結果「人道主義」という言葉に酔ってしまったメルケルはダブリン協定を壊してしまった。ちなみにドイツでの難民申請は既に80万人を超えました。まさに偽善は国を衰退させます。

日本も遠い将来、いや近い将来、中国大陸や朝鮮半島から難民が押し寄せて来ます。その時左巻きの連中や、日本国を弱体化させようと企んでいる「なりすまし日本人」たちが、一見反対しにくい「人道主義」を掲げて難民受け入れを推進します。

しかし我々日本人は、各国から冷たいと言われようが、自分勝手と言われようが、断じて難民受け入れを容認してはいけません。

国益とは、私的な道徳観とは真逆です。偽善を着た正義は国を滅ぼします。

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