「隠すことばかり」

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中国当局、報道とネットでの政府批判を厳しく統制 大気汚染が体制揺るがすと危機感

北京で最も深刻な大気汚染警報「赤色」が発令された7~10日、中国当局は報道やインターネットを厳しく統制・規制し、政府への批判を抑え込んだ。

背景には、汚染改善の有効策を打ち出せない中、健康被害を不安視する市民の不満が拡大、体制を揺るがす事態に発展することへの危機感がある。

「大気汚染の悪化抑制に貢献してくれた全市民に感謝します」。北京市政府は10日、市民に向けた「感謝状」を発表した。

だが、短文投稿サイト「微博」上では「感謝はいらない。(市長は)首を差し出せ」などと政府の対応を批判する書き込みが殺到、当局に次々と削除された。

北京では8日から、赤色警報に基づき、厳しい車両規制や工場の稼働停止などの措置が取られた。しかし、8~9日は市全域がスモッグに覆われ目立った効果はなかった。

10日に青空になったのも、市内に冷気が流れ込む「自然現象」のおかげだった。

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