「操縦不能?」

画像の説明 下り坂を止めれるか。

中国メディアの阿思達克財経新聞は15日、大和証券(香港)のエコノミスト、頼志文(ケビン・ライ)氏がこのほど、中国経済はすでに「ハードランディング」しているとの見解を示したことを伝え、人民元は継続的に下落するとの見方を示したことを伝えた。

中国経済の減速に世界の注目が集まり、金融市場が動揺したことは記憶に新しいが、記事は、頼志文氏の見解として「過去12カ月間において、中国政府が行った通貨政策はほとんど効果が見られなかった」と指摘した。

さらに、中国政府の対策とは裏腹に「中国経済は下落基調であり、2015年6月までの5四半期で約5000億ドル(約60兆1250億円)の資金が中国から流出した」と伝え、中国政府の通貨政策による効果については今後の資金流出のペースや、米国の利上げと市場の反応などを観察する必要があると論じた。

続けて、中国の中央銀行である中国人民銀行が保有する外貨準備のすべてを人民元の為替レート安定のために投じれば「大規模なデフレが起きる」と指摘。

だが、中国人民銀行は大規模なデフレなど望んでいないため、人民元の下落を選択することになるだろうと指摘する一方、「人民元が下落すれば資金の流出が続くことになる」と指摘した。

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