「お米」

画像の説明 実りの秋に向け、青森県の「青天の霹靂(へきれき)」などの新しいブランド米が、ことしも登場する。魚沼産コシヒカリで知られる新潟県も「コシヒカリ頼み」の方針を転換。新ブランド米への参入を決めた。

国内の米全体の消費量が全体の1%にあたる年8万トンペースで減るなか、米価の低迷や産地間競争で新しい米の種類は増えている。かつて北日本に集中していた「おいしいお米」の産地も、北海道から鹿児島まで広がっている。

「青天の霹靂」は10月19日、首都圏などで売り出される。関係者によると、価格はこれまでの県内産よりも高めの5キロで税込み3千円ほどを見込む。

青森県には、日本穀物検定協会の食味ランキングで、特においしいお米とされる「特A」の米はなかっただけに、「晴れ渡った空に突然現れる稲妻」という名前の特A米で、巻き返しを図る。

秋田県も今年、「つぶぞろい」「秋のきらめき」を本格発売。新潟県は今月24日、2017年をめどに売る新銘柄の愛称を発表する。魚沼産以外のブランド価値が下がったことが大きいという。

「特A」は、1989年産は「コシヒカリ」と「あきたこまち」の2種類だったが、14年産は本格発売前の参考品種も含めて18に増えた。

北海道の「ゆめぴりか」や、山形県などの「つや姫」は全国平均を上回る価格を保つが、生き残り競争は激しさを増している。

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