「通貨」

画像の説明 人民元を守るために中国がアメリカ国債を売りまくる情報から考える。

ドルは基軸通貨である。日本が滅びない限り、絶対に破綻しない円と同じく、ドルもアメリカが滅びない限り破綻しない。米国債なんて所詮紙切れである。どうしても誰も米国債を所有しないのであれば、全てアメリカが保有する事すら可能だ。

アメリカの法の壁によってそれが不可能なのであれば、法律を変えればいい。それだけの話なのである。

無論、そんな事は本当に最後の手段で、絶対にやらないとは思うが、基本的にドルが原油の決済通貨である限り、信用力で言えば米軍の軍事力の事もあって、日本円を凌ぐ世界一の通貨なのだ。

そもそも、米国債を売るのであれば対価に何かを貰っているわけだが、今回中国は現金のドルを受け取っている。ドルと米国債を交換しただけなのだ。

ドル紙幣と米国債ってのは、利子がつくかつかないかの差しかない。両方共アメリカで発行されているものだ。

今日も、俺は産経新聞を読んでて、多分産経のどっかの編集後記だったと思うのだけど、ちょっと元記事がどれかわからんのだが…。その編集後記の結びが、「日本経済はこのままでは破滅の道を進むだろう」みたいな感じだった。

産経のこの記事もそうだが。何が地球終了だ。笑わせるな。

ソフトカレンシーである人民元は、その通貨だけでは価値を担保できない。

中国は現在自国通貨の信用力低下に苦しんでいる。故に自国通貨の下支えの為に、溜め込んでいた「信用力」の源泉である外貨準備のドルを吐き出したのだ。

要するに、中国がもしかしたら経済的に破綻しつつあるだけの話だろう?何が悪いの?少なくとも、世界で2番めの規模の内需型国家である日本は、こーゆーネガティブイメージさえ蔓延しなければ、ほとんど影響のでない話だと思うのだけど。

なんか、今の自分の生活で、中国が経済破綻したら困る事を挙げてみろよ。できるだけ具体的に。できるやつがどれだけいるというのか。

そりゃ俺はできるよ。例えば中国という外需に依存するような仕事をしている人の会社はなかなかのダメージだろう。他にもいろいろあるが、それは世界が終了するようなイメージか。特に日本に対する影響は内需型な国だけあって、軽微ではないかと思う。

中国は、ハードカレンシーの持つ特権的な通貨のパワーを手に入れつつあった。

それは、中国が自身の現状を予測し、急いで手に入れようと躍起になっていたものだ。そう。AIIBの事である。

惜しかった。もう少し、中国は自国の破綻が近い事を隠しおおせれば、もしかすれば人民元のハードカレンシー化は成ったかもしれない。俺は正直ちょっと危惧していた。

でもって、それが成っていたならば。日米のように他国の様子を伺って通貨発行に消極的にならず、最大限に無尽蔵にその特権を使っていただろう。恐ろしいとしか言いようがない。

むしろ今の中国の状況は、俺みたいなヤツにすれば望むところではないかと思うのだ。

無論、世界経済の減速は避け得ないだろう。なんせ名目GDP世界第2位の国発の恐慌である。

今の状況は、俺が先日までよく主張していた、大阪の状況に似ている。橋下が輝いていた頃の大阪に。
大阪は、橋下の改革によって公務員給与削減が断行されていたし、生活保護費は減っていた。これによって、大阪の景気が悪くなる事は確実だったが、俺は望むところだと思っていたよ。

大阪の人は、多かれ少なかれ、やっぱ給食センターのおばちゃんとか地下鉄の乗務員の給与が年収1500万を超えてたりするのはおかしいと考えていたし、ベンツで金ピカのアクセサリーで着飾った人が病院で、生活保護者用の保険証のようなものを見せて支払いをせずに帰宅するのを見ている。

奴らが肥え太ってるのは、真面目に働いてても苦労してる俺らみたいな大阪の一般庶民の目から見れば、やっぱりおかしいと感じるのである。

中国も同じだ。奴らが破綻しないように、俺らみんなで支えてあげないと世界恐慌になる?そんなもん、知った事か。なぜ俺らの努力で連中が裕福になっているのを見てなければならん。

現在のギリシャの「永遠の地獄」を見ていても思うが、破綻した方がマシな話はいくらでもあるだろう。

韓国も今中国に接近している。ちょうどいい。一緒に泥船で沈んでしまえ。

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