「事実」

画像の説明 中国はアジアとヨーロッパを結ぶ現代版シルクロード経済圏を「一帯一路」というキレイなうたい文句で世界の多くの国を引きずり込んだ。

アメリカは以前からAIIBが中国の国益しか考えていないとして同盟国に不参加を呼びかけてきましたが、同盟国は耳を貸さず結局同盟国であるイギリスやオーストラリア、韓国も参加を表明しました。

参加を表明したドイツ、フランス、イタリア、などのヨーロッパ主要国リーダーの低レベルには呆れるばかりです。中国は騙しの国であるということを各国の政治家はハッキリ認識しなければいけない。

中国出身の評論家である石平氏は「中国人は生まれてから死ぬまで嘘をつく、来日して数年間は毎日ウソをついていた。そして数年経ってハット気がついた、ナ-ンだ、日本ではウソをつかなくても毎日生きていけるんだ」と言っていました。

中国人はウソつきだけでなく極めて残虐非道は人種です。中国人の凶悪事件は一家皆殺しの事件が多い、いわゆるおばあちゃんから赤ちゃんまで殺していきます。西洋人はごく一部の犯罪者だと思っていますが、普通の人でもすぐに犯罪者に変身します。

中国の前公安部長、周永康は「売春、賭博、麻薬、強盗、殺人の氾濫は公安警察のほとんどはヤクザと関係があるからだ」と言っています。中国の公安会議での報告によると中国マフィアに属しているヤクザが4300万人といるそうです

その周永康が収賄で摘発されました。彼は石油利権と警察・公安を一手に握っていました。つまり警察のトップでした。今回の収賄容疑で差押えられたその資産は、預金・債権・不動産・絵画・金銀等、900億元(約1兆5,000億円、約150億ドル)相当と見積もられています。まさに信じられないほど巨額です。

中国には「十警九黒」という言葉があります。つまり警察官の10人中9人がマフィアに属しているヤクザだということです。中国は悪いことをやるのも共産党だが、それを取り締まるのも共産党です。つまり警官と泥棒が一緒なのです。

EUのリーダーたちは中国政治家たちを見て、背広を着てネクタイを結んでいるからまともな常識ある人間だと錯覚してしまいます。

最近、ヨーロッパ各地に中国人が流れこんできて、全域で起きている中国人凶悪犯罪はEUの新たな頭痛になっています。フランス政府は中国人旅行者の入国ビザ申請の際に提示する銀行通帳を1冊から最低2冊にすることを決めました。イタリアでも本人名義の財産証明書の提出が義務づけられました。ドイツでもビザ発給のハードルを上げました。

このような不道徳な中国が今回のAIIBについて「バラ色の未来を描く現代版シルクロード構想」だと宣伝しています。一帯一路がユーラシア各地の経済と中国との結び付きを強め貿易と投資の流れを加速して各国の金融システム同士が密接に絡み合う結果、中国は人民元建ての貿易決済を促進できると画策しています。

習近平は一帯一路が成功すれば「中国の世紀」の到来を実現できると思っています。しかし習近平はあまりにも甘すぎます。一党独裁の共産国家の人民元が基軸通貨になどなるはずがない。つまり中国は国としての体を成していない。

その上中国の金融機関では不良債権が急速に膨れ上がリ、経済成長は減速をつづけています。先進国が毎月発表している購買担当者景気指数(PMI)は中国も5月分を発表しましたが、それによると50.2になっています。

PMIが50を超えると景気拡大を示していますが、中国のマクロ経済指標が軒並み低迷しているにもかかわらず50以上の指標をだすなど大嘘もいい加減にしてください。PMIはメーカーや金融機関、投資家にとって、景気動向を見極める上での命綱です。

各国の投資家は英國の調査会社や米サプライマネジメントが公表しているPMIの数字しか信用をしていません。中国の作られた数字を鵜呑みにしているのは日本の経済評論家だけです。

日本の一部の経済評論家は「ADB(アジア開発銀行)では資金調達の審査とスピードが遅すぎる。そのためにAIIBの設立で後進国の経済発展が加速されることはいいことだ」と言っていますが、あまりにも中国の邪悪な野望を知らなすぎです。

ADBの最大の出資国は日本とアメリカです。このアジア開発銀行の目的はアジア地域の貧困削減を目指しています。AIIBのように中国の国益や野望のために設立されたのではありません。

例えばモンゴルのトラック運転手は「新しく建設された道路のお陰で運転時間が短縮され、車の修理費用が節約されました。そして同郷の人達が道路建設に関わり仕事を与えてくれ、自分や家族を支えてくれたADBに感謝している」と言っています

またウズベキスタン水道会社の従業員は「ADBの融資のお陰で、たった6ヶ月の間にナボイ州で5400箇所以上が修繕されました。そのうえ水路は女性のための雇用を創出してくれました。女性として嬉しく思います」コメントし
ています。

しかし最大の融資先は中国です。特に日本のODAが減少されたと同時にADBの中国への融資金額が拡大しています。一例を上げると中国の蘇州ではADBの支援により廃棄物発電所で1日当たり3500トンにのぼる都市ゴミの全てが焼却され、同プラントには蒸気発電所が設置されており、年間3億5000万キロワット時の発電量で住民や企業に電力を供給しています。

また中国の上水道の大規模プロジェクトが建設され汚染低減及び深刻な水不足への対応を支援しています。ADBの教育センターでは2013年の投資額は6億4400万ドルとなり、そのうちの35%は中国の技能開発プロジェクトに充てられています。

つまりADBの最大の支援先は今や中国なのです。ADBもIMFでも世界銀行でも投資金額は全額返してもらわないと成り立ちません。しかしADBの中国への投資金額は未だ全額返却されていません。ADBに借金している国が借金を返さずに新たに投資銀行を設立するなどいい加減にしてください。

社会に関して言えば、年間20万件前後の暴動・騒動事件が発生しています。経済は鉄鋼、セメント、建材、石油製品などの生産過剰で、巷に失業者が溢れています。まさに中国社会は危機的状況にあります。

中国の外貨準備高は2014年に4兆ドルに達していると宣伝していますが、そのうちの3兆7800億ドルが汚職幹部によって海外に持ちだされていると言われています。結果中国政府は海外から猛烈に外貨を借りまくっています。どうやら外貨が底を尽きかけている証拠です。

借金にも限度があります。そこで中国はAIIBを設立して他国のカネを手に入れ自国の欲望を満たそうとしている謀略そのものです。

世界は中国を過大評価しすぎています。中国自身も自らを過大評価しています。習近平は「広い太平洋は米中両国を収容できる空間がある」と言ってアメリカに対して太平洋の西側の覇権を中国に明け渡すように迫っています。

中国をまともな国だと錯覚していたオバマ政権もやっと目覚めました。これで「米中冷戦」の幕が切って落とされました。日本はアメリカと手を携えて中国という邪悪な国を封じ込めることが日本の使命です。

いずれにしても、このような怪しげな後進国が自ら投資銀行を設立するなどおこがましいにもほどがあります。

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