「AIIB」

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中国が胴元になり世界から出資させる・・・
IMF体制に対抗する組織を目指しているが?・・・
信用の創造で通貨の発行含めた手品を作り上げることができるのか?・・・・
日本は参加しないことが最善の策だ。・・・・

人民元は管理フロート制に移行したと言いながら、事実上のドルペッグ制を払拭できていません。人民元がハードカレンシー化するには、人民元を自国の産業や金融制度に基礎をおいた完全変動相場制に移行する必要がありますが、例えば完全な土地所有権すら認めていない状況では、簡単ではないでしょう。

他方、AIIBが銀行のビジネスモデルとして成功するには、資金調達のために独自の機関債を発行して運用できるかにあると言われますが、中国が支配する銀行ではよほど組織運営の適正化・透明化を図らない限り、中国の国内銀行と同程度の評価(格付け)しかなく、低利率での資金調達は困難で、出資金を元手にした信用創造機能はほとんど期待できない可能性があります。

となると、AIIBは(事実上米国債を担保にした)中国の出資金を貸し付けるだけの「基金」的なものにならざるを得ず、中国の旨味もほとんどありません(これが最近中国が日本に秋波を送ってきている理由でしょう)。

アメリカは前者の成功を危惧し、イギリスは後者を前提に、より多くの出資金を中国から引き出すために“名義貸し”をしたのかもしれません。

この騙し合いに、対抗する手段(ADB)を既に確保し、JICAを通じて数々の運用実績がある日本が積極的に関与する必要があるでしょうか。

それにしても、「韓国は愚か」ですねw

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