「いばらの道」

画像の説明 日本国内にはすべての県に空港が存在する。自衛隊基地など軍用を含めれば世界中で最高の密度で滑走路がある国は日本だろう。

運営で様々な問題が出ることは当然予測されたことである・・・。

茨城空港(茨城県小美玉市)が開港5年を迎えた。1月には国内線を唯一運航するスカイマークが経営破綻し、さらなる苦境に立たされている。

今月上旬の茨城空港ターミナルビル内は、中国の格安航空会社「春秋航空」の乗客らでにぎわい、中国語が飛び交った。会社員の丁�甲娜さん(29)は「ツアー代金は成田空港発着の半額。安く済んだ分、たくさん化粧品や薬を買いたい」と話した。

同社は2010年7月から上海との間に就航した。現在週8往復の定期便の平均搭乗率は約90%をキープする同空港のドル箱路線。しかし、現在の同空港の定期便は、上海便のほか、10年4月就航のスカイマークの国内便のみ。空港の年間利用者はこの5年間、約20万~約42万人にとどまり、国や県の当初見込み(81万人)に遠く及ばない。

建設当時から「税金の無駄遣い」との批判もあり、県は、利用者確保のため、民間バス会社に委託して空港-東京駅間の直行バスを運行。14年度は委託費約1億円を計上し、1日6往復。空港利用者は500円で乗車できる。着陸料が成田の半額、羽田の3分の1という安さをアピールし、路線誘致を目指してきた。

だが、開港時唯一の定期便だった韓国・アシアナ航空のソウル便は、開港翌年の大震災の翌日に運休。スカイマークの国内線は同社の経営破綻のため、5路線1日8往復から、米子便を運休するなど4路線(札幌、神戸、福岡、那覇)1日5往復に減った。

さらなる減便に危機感を募らせる県は15年度当初予算案などに計11億1901万円を計上。法人契約した場合、初回往復利用時に乗客に2万円の旅行券を交付するなど利用促進策を強化することにした。橋本昌知事は3日の県議会で、「路線維持のため、搭乗実績を確保することが重要」と理解を求めた。

ただし、県の空港に関する財政支出は15年度予算案を含め160億円以上。「(促進策は)県内全体に効果が及んでいない。このままだと金食い虫になりかねない」(県議)との声も出ている。

茨城大の平田輝満准教授(交通工学)は「スカイマークは撤退しておらず、路線は成立している。航空会社が小型機の導入を進めれば、コンパクトな茨城空港への乗り入れが増える可能性もある」と指摘している。

Lcc専用空港として関東、東北をターゲットに戦略を展開すべきと思いますが・・・

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