大嘘

画像の説明 「税金のために富裕層が海外に脱出する」という大ウソ!

「税金のために富裕層が海外脱出する」
などと最近よく言われます。

でも、これデマですから。

今の日本は、世界的に見ても富裕層、投資家の税金は優遇されてい ます。富裕層天国といっていいほどです。 今まで、世間はそれに気づいていなかったのですが、そろそろ気付きだして、怒りを見せそうなので、富裕層側が先手を打ってこういうデ
マを流しているのです。

だいたい今の経済情勢や税金制度から見て、日本の富裕層が海外に出ていけるわけはないのです。
日本の富裕層のほとんどは、日本で金を稼いで富裕層になったのです。
彼らのほとんどは海外に行けば、収入が激減してしまいます。また資産を海外に移して課税逃れをする、というのもウソです。今の税制では、資産を海外に移しても課税されます。課税を逃れようと
思えば、非合法なことをするしかありません。つまりは脱税であり、犯罪なのです。
社会的地位のある富裕層が、そう簡単に犯罪をするはずはないのです。それに、日本には優秀な国税当局が控えているのです。

実際、高額所得者の税金が今よりもはるかに高かったバブル時期に、富裕層が海外流出したような現象はほとんどありません。ごくごく一部にはあったかもしれませんが、目につくほどの動きはまったくありませんでした。

そして、もちろん現在も富裕層が目につくほど海外に流出しているような事実はありません。

なのに、なぜこんなデマを流すかというと、富裕層への増税を避けるためなのです。

この手のデマの出どころはだいたい経済誌です。
経済誌の読者というのは、投資家や高額所得者が中心ですからね。彼らにこびを売っているわけです。

でも経済誌の流すこの手のデマには、ほとんど根拠がありません。
それは、よくよく読んでみれば、すぐにわかります。

今日も東洋経済ビジネスオンラインで、「東京から富裕層流出、原因は税金」という記事が流れました。でも、記事をよくよく読んでみると、
「外国の富裕層投資家は、東京に住まずにシンガポールや香港を選ぶ」という、まったくどうでもいい内容なのです。
外国人の投資家が日本で支払う税金なんか、たかが知れているので、彼らがどこに住もうと、我々にはホントどうでもいいのです。でも、記事の見出しだけを見た人は「日本は税金が高いから日本の富裕層はみな海外に出て行っているのではないか」と誤解してしまうのです。それが、経済誌側の狙い目でもあるんでしょうが。

経済誌には良心ってものがないのでしょうか?
マジで、東洋経済の担当者にどういうつもりでこの記事を流したのか聞いてみたいものです。

経済誌の「富裕層が東京から流出している」というような記事で、きちんとデータに基づいた客観的な事実を記述をしているものを、私は見たことがありません。いつも、いい加減な観測記事です。

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