各国首脳のバカンスは?

画像の説明 安倍首相に“異変”オバマ、プーチン、朴氏は…-

お盆休みも残りわずかとなったが、仕事のストレスを解消したお父さんも多いはず。思いきりバカンスを楽しみたいのは各国首脳も同じだ。批判そっちのけでゴルフに興じる大統領や、夏休みに関係なく権力闘争に没頭する国家主席、仕事場に引きこもった大統領…。指導者たちの夏を追った。

安倍晋三首相は今月9日から約2週間の夏休みに入っているが、“異変”が起きている。

昨年は趣味のゴルフを計6回楽しんだが、今年は1回もコースに出ていないのだ。台風に備えて9日のゴルフをキャンセルしたこともあるが、9月第1週に予定している内閣改造・自民党役員人事の想を練っていることも影響していそうだ。

安倍首相とは違い、存分にゴルフを満喫しているのはオバマ米大統領。9日から16日間の夏休みに入り、東部マサチューセッツ州の保養地マーサズ・ビンヤード島で過ごしている。

米軍はイラク空爆を行っている最中だが、オバマ氏は空爆成功声明を発表した数時間後にゴルフ場へ“出撃”した。共和党からは「大統領は最高司令官としての仕事をすべきであり、ゴルフ場での時間を控えるべきだ」との批判もある。だが、さわやかな笑顔でクラブを振り続けている。

夏休みどころではなさそうなのが、ウクライナ問題で揺れるロシアのプーチン大統領だ。

これまで夏になると、マッチョな上半身を見せつけてバタフライで泳いだり、馬にまたがったりしていたが、今年の夏は「ファン待望?」の裸体を封印している。13日からは3月に編入したばかりのクリミア半島に乗り込み、安全保障会議を開催するなど忙しそうだ。

共産主義国の指導者たちの夏休みは秘密のベールに包まれている。

中国では、毎年夏に最高指導部や長老が避暑地で重要事項を討議する「北戴河会議」が、15日に閉幕した模様だ。習近平国家主席は、周永康前政治局常務委員らを失脚させたばかりだけに、暑苦しい権力闘争の夏だったのではないか。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は視察ラッシュで、軍工場や果樹園を回る姿が連日伝えられている。

自由主義国だが、中国に接近する韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、すでに5日間の夏休みが終了した。聯合ニュースによると、休暇中も青瓦台(大統領府)に閉じこもり、部下から内政・外交の諸課題について報告を受けたという。支持率が下落傾向にあるだけに、リフレッシュするのも難しいようだ。

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