日韓で批判の嵐

神輿 舛添訪韓に日韓で批判の嵐

▲産經新聞:舛添氏の“うなずき”繰り返し流し 「折れた安倍政権」印象付ける 韓国メディアの狙い垣間見え

七月二十二日記事で、「東京都の舛添要一知事による二十三日からの訪韓で、何か無用な約束をしてくるのではないか」と指摘しましたが、残念ながらこの不安は的中しました。

しかし韓国では、朴槿恵大統領が外国の、しかも「憎き日本」の地方自治体首長「ごとき」とわざわざ会談したことに批判が集中しており、わが国でも東京都に一千件を超える苦情が殺到しています。

その一部は、双方「日韓嫌い」の苛烈な反応と申せましょうが、中には「嫌いじゃなかったんだけど……」といった程度の人たちが、日韓の協力に抵抗感をおぼえ始めているのも間違いありません(内閣府による外交世論調査で判明)。

よって舛添知事が「都民の九十パーセントは韓国を好き」と述べたことは、実態とかけ離れた違和感を都民に与え、そのような知事の感覚で地下鉄技術の提供や五輪大会開催の協力を韓国と約束したことに「待った」がかかろうとしているのでしょう。

また、本当の意味での歴史修正主義(この場合は、韓国人慰安婦を「従軍慰安婦」「性奴隷」とする主張)に、ただただ舛添知事が「きっちりと日本側が対処します」などと答えてしまったことにも、つい「おまえは首相か外相か」と諌めたくなります。

安倍晋三首相が舛添知事に親書を託したのは、何度も申しますが、世界(特に米国)に向かって「日本は友好の扉を開いている」とアピールする以外の目的などありませんが、舛添知事は自身が国会議員時代に何らの成果も残せなかったことを恐らく悔いているのであり、首長になって挽回したいのでしょう。余計なことまでして帰ってきたのです。

朴大統領は、いよいよ「高木正雄(朴正煕元大統領の日本名)の娘」などと批判され始めており、これは「『反日』の手を緩めるな」という大統領への恫喝と申せましょう。これを一蹴できるだけの手腕が彼女にない限り、日韓関係の改善はありません。

中韓がわが国要人と会談するときは、服従の可能性の有無が事前に確認されています。舛添知事は、朴政権から「合格」の判を押されたわけで、都民がそれをどう思うかです。

コメント


認証コード7378

コメントは管理者の承認後に表示されます。