自分のことは自分で・

画像の説明 日本と中国の習慣の違いに、

「慌てて教え込んでも手遅れだ」―中国ネット

英教育専門誌・タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が6月中旬に発表した2014年のアジアの100大学ランキングでは、日本の大学が首位の東京大学を始め20校がランクインし、18校の中国を抑えてトップとなった。これを受け、中国・中商情報網は6月20日、「中国の教育はどこが劣るのか?」と題した記事で、日本の教育を分析している。記事は日本の教育方式が中国に比べると一般的に厳しく、より身体や精神が鍛えられると指摘している。

一方、中国のネットユーザーが最近、自らのブログで「日本留学から戻った友人が話してくれた特に印象に残ったエピソード」を紹介した。

友人は日本で電車やフェリーに乗って旅行した際、小さなリュックを背負って家族旅行をする子どもをたくさん見かけた。中身はタオルや歯ブラシ、コップ、ハンカチなど。親が代わりに持っても負担が大幅に増える量ではない。「自分の物は自分で持つべき。小さい頃から『自分のことは自分で』の習慣を身につけなければ」ということらしい。

ユーザーは、この日本のエピソードと、親や祖父母が子どもの荷物を持ってやるのが当たり前で、大学の宿舎への引っ越しまで親が面倒を見ることがある中国の習慣とを比較し、「中国の親のしつけの方がなっていないことがよく分かる」と嘆く。

「自分の物は自分で背負う」という“日本式”を、「たとえ形だけでも子どもの自律、自立、自主性を促すのに非常に効果的だ」と称賛したうえで、「自律、自立、自主性は現代人に必須の品格であり、生きるための前提条件だ。生活を律することができない人間にどんな自信と勇気が持てるのか、自律意識もない人間が家庭や他人、社会にどんな責任感を抱くというのか」と力説している。

ユーザーは最後に「子どもはいつか親元を離れなければならない。生活のすべてを自分で賄わなければならない時がくる。何もできない人間に育ってしまっては、彼ら自身が苦労する。生活への自信も失ってしまうだろう。子どもが小さいうちに叩きこむことが大切で、親への依存が習慣になってしまってから慌てて教え込もうとしても、手遅れだ」と訴えて文章を結んでいる。

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